私の先輩はよく「人生は大変なことばかりじゃ。そしてそれを恐れるのか、楽しむのか。

人生を楽しむためには、強くなる事が必要なんじゃ」ということを、様々な比喩を使って伝えてくれます。

私はそんな話を子ども達にも機会あるごとに伝えています。先日受験で悩んでいる生徒にサーファーの話をしました。

私「けいちゃん(仮名)が海にでて、高い波が来たら、どうする?」

けいちゃん「うーん、逃げる?」

私「そうだね、高い波なんて恐いもんね。飲み込まれたら危ないしね」

けいちゃん「うん、高い波なんてイヤ」

私「なら、もしけいちゃんがすごく上手なサーファーで、高い波が来たらどうする?」

けいちゃん「すごく上手なサーファーなの?」

私「うん、すごく上手。どんな波でも自由自在にサーフィンできちゃう」

けいちゃん「それだったら、逃げないで楽しめるかな。」

私「そう!だからね、波って何もイヤじゃないし、悪くないでしょ。」

けいちゃん「う、うん 笑 波は何も悪くない。」

私「むしろ、高ければ高いほど、楽しいよ。上手なサーファーにとっては、ちょっと高いだけの波なんてつまらないからね。高い波を恐れるのか、それを楽しむのか、それは自分次第ってことなんだ。」

けいちゃん「うん、たしかに。」

私「でね、人生って、高い波の連続なんだ。低いときもあるけれど、高い波ばっかり。それはけいちゃんにとっては、受験だったり、現地校での生活だったり、友達とうまくいかなかったり、とかね。」

けいちゃん「うん、波ばっかり。」

私「そう、そしてそれを恐れるのか、楽しむのか、それはけいちゃん次第なんだ。けいちゃんが、どれだけ力をつけるのか。それ次第で、恐れもするし、楽しめるようにもなる。けいちゃんはどっちの人生を歩みたい?波を恐れるのか、それとも波を楽しむのか」

けいちゃん「うーん、やっぱり楽しみたい!」

私「だよね!先生もそう!もっともっと力をつけて、波を恐れずに、楽しめる自分になりたいんだ」

けいちゃん「え、先生も波あるの?」

私「そうだよ。大人になってもたっくさん波はあるよ。でもね、力をつければつける程、楽しめるようになるんだ。だから、今の受験勉強も力をつけるためのトレーニングなんだ。力がついてきたら、どんな波も楽しめる自分になれるんだよ」

けいちゃん「そっか。分かった!」

そして心から納得した子ども達は

油をさした車輪のように、進み始めます。

という訳で、比喩はなんでもかまいません。

サーファーにとっての波だろうが、登山家にとっての山だろうが

力士にとっての土俵だろうが、何でもいいんです。

力がついてくればくるほど、挑戦は刺激的で楽しくなります。

私はこういった言葉を先輩からたくさん学びました。

それらの言葉のおかげで、どれだけ自分の人生が軽くなったか。

そして、それに報いる為にも、その知恵や人生の見方を

後世に伝えるのが私の責任だと思っています。