子供の言うことを聞くべきか。聞かないべきか。

子供の願いはできる限り叶えてあげる、過保護で問題なし。でも無理はしない、というのが私の姿勢です。

多くのお母さんたちにとって参考になる相談内容だったので、おちゃらけ担当のみとのやブログにも書いておきます。

こちらの記事は2019年に書かれたものです。

ポートランド郊外、シアトル郊外、バンクーバー・キャマスWAにて巣鴨アドバンススクール(学習塾)とビーバートンにて巣鴨キッズ(幼稚園)を運営しています、みとのやです。

相談内容

先日とあるお母さんに、ふとした流れで相談されました。

「うちの子、近所の家に行くときに、私に一緒についてきてって言うんです。一緒についていくべきでしょうか?」

私自身、一人の息子の親として、子どもの言うことを聞くべきか、聞かないべきか、と悩んだこともありました。

子育てって明快な答えがありません。

一人一人が違うし育つ環境も違うから。

ただ、この相談内容には私の中で一つのはっきりした答えが出ています。

結論としては、一緒についてきてって言われたら、できる限り一緒について行ってあげてください、です。

子どもからのしょうもないお願い

親になって初めてわかったことなのですが。

子供からのしょうもないお願い多くないですか?

私も、よく息子に言われるんですよ。

「ちょっと来て」って。

大抵、いや99%、本当にしょうもないことなんですよね。

「クモが出た」とか「棚の上にあるコップをとってほしい」とか「洗ってあるパンツがない」とか「ハエが死んでる」とか。

もう本当にどうでもいいこと。

大人にとってどうでもいいことで呼ばれるんですよね。

しかも!しかもですよ。

こちらがあと少しで仕事のメールを書き終えるって言う時に限って。

あと、もうちょっとでメール書き終えるんですけど、って言う時に言われるんですよ。

「ちょっと来て!」と。

ちょっと来て、以外にも「ちょっと見て」とかですね。

もう見なくても、リアクションは一緒なんですよ。

目をつぶってでも、リアクション取れますよ。

この前も、ありの行列が家の中にあって。

みて!と。

なかなか行かないと、見て!って何度も言うわけですよ。

んで、重い腰をあげますよね。

「ありだねー」と目をつぶるんですよ。

大人にとっては見るに値しない生物。

でもですね。

子供にとっては違うんですよ。

見るに値するもの。

大人と共有したい価値あるものなんですよね。

そんな時に、仕事の手を止めて、メール送信が10分遅れたところで、誰も文句言いません。

仕事のメールを10分遅らせて、子どもの要望に付き合ってあげるんですよ。

自分のことを優先しないで、ちょっとだけ子どもの要望を優先してあげるんです。

そうしたら、子供は満足するんですね。

満足したら、その後に私にもメールの続きをやらせてくれるんですよ。

でも、私が私のことを優先して、メール打たせて、ってやってると、手を引っ張られたり、邪魔してくるんですよね。

あとちょっとでメール終わるのに!とか、あとちょっとで半沢直樹が終わるところなのに!とか。

子どもにとってはメールも半沢直樹も見るに値しないことなんですよね。

子供と大人の価値観が違うわけですね。

過保護とは

子どもの言うことを聞いてあげる、要望を叶えてあげることを、過保護って言います。

過保護はジャンジャンしてあげるべきなんです。

過保護だと子供を甘やかしてるんじゃないか。

過保護だと子供がダメになっちゃうんじゃないか。

私もそんなふうに思っていたことがあります。

では、なぜ親は過保護であるべきか。

子どもは親の言う通りにはしませんが、親がやってくれるようにやってくれるからです。

私が足でキッチンのドアを閉めたら、息子も足でドアを閉めるようになります。

私が自転車の空気入れで、自分の鼻の穴の中に空気を入れたら、息子も同じように鼻に空気を入れます。

私が息子の要望を優先して、メールを送るのを10分遅らせたら、息子も同じように私の要望を優先してくれる時があるんですね。

ま、見返り求めて子育てしてる人なんていないでしょうけど。

子供は満たされると、他の人を満たすようになります。

大事にされるから、他の人を大事にしようとするのです。

でも自分が大事

もちろん、親として子どもの要望に100%従うって言うのは無理な話です。

どうしてもダメなときはダメ、とはっきりするのも親の役割です。

また時が来たら、幼稚園や教育機関から、こうやっていきましょうと言われたら、そこに合わす努力はするべきです。

でもできる限り、許す限り、可能な範囲で、子どもの要望を叶えてあげる。

過保護は悪いことではありません。

子供がダメになることもありません。

ジャンジャン過保護でいましょう。

過干渉とは

逆に過干渉にならないように気を付けています。

過干渉は子どもから言われる前に、要望を汲み取ってあげること。

本人が頼んでもいないのにやってあげることなんですよね。

子育てにおいては親は基本的に受け身でいいんですね。

なかなか子供が靴を履けない。

子供から履かせて!と言われたらハイハイと言いながら、靴を履かせてあげる。

そんなんでいいんですね。

靴を履くまでまってあげる。

時間がかかっても、できるまでまってあげる。

でも、時間ないなら仕方ないんですよ。

履かせちゃいましょう。

でも時間ある時は、靴履けるのを待ってあげましょう。

そして、靴履けなーい、って来たら手伝ってあげましょう。

そんなんでいいんですね。

ジャンジャン親は過保護でいきましょう。

まとめ

これを読んでいるお母さんやお父さんも、どこまで要望を聞いてあげるべきかを悩んでいる人もいるかとは思います。

無理はしない範囲で子供の要望は聞いてあげてください。

と、書いておきながらですが、別に子育てに正解なんかありません。

子供がハッピーで親がハッピーなら、それが最高の子育てでしょう。

ただ、どっちであるべきなのか、と悩んでいるのなら、とことん子供の願いを叶えてあげていいですよ、って私は背中を押します。

過保護でいることが、子供に悪影響はあたえませんよってことです。

過干渉にならないようにだけは気をつけてくださいね。

今回は真面目なブログ記事でしたので、うちの巣鴨キッズのリンク貼っておきます。

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