オレゴン州ってカリフォルニア州とは比べ物にならないほど田舎(自然豊かで人が少なく)でして、ワシントン州ほど有名でもなくですね。

でもそんな自然豊かで人が少なく有名でないオレゴン州が私は好きなんですよね。

ただ、確かに世界中から観光客がくるような場所でもないのかな、というのが正直なところです。

そんなオレゴン州で開催されたアメリカ初の世界陸上。

世界中から人々が集っていました。

ポートランド郊外、シアトル郊外、バンクーバー・キャマスWAにて巣鴨アドバンススクール(学習塾)とビーバートンにて巣鴨キッズ(幼稚園)を運営しています、みとのやです。

オレゴン州のユージーンとは

世界陸上が開催されたのは、オレゴン州のユージンという街。

自然豊かで人が少ないオレゴン州の中で一番大きな都市ポートランドで開催されたのではありません。

ユージーンですからね。

私の感覚としては、世界大会が東京の東京ではなく八王子で開催されたような感覚です。

なんで八王子?ってなりませんか。

別に八王子を馬鹿にしているわけではありませんよ。

神奈川で言ったら、横浜ではなく川崎で開催されたような感覚です。

何度も言いますが、別に川崎をバカにしているわけではないですからね。

え?どうして川崎?ってなりますよね。

もう例えは十分ですね。

なので、私オレゴニアンとしては、どうしてアメリカ発の世界陸上開催がオレゴン州なの?どうしてユージーンなの?っていう感覚です。

17万人がいるユージーンはオレゴンでは2番目に大きな市ではあります。

そのうちの2万人以上がオレゴン大学の学生ですからね。

学生の街、それがユージーンです。

本当に失礼ながら、ユージーンに行く用事ってほぼありません。

まだキャノンビーチとか海岸沿いなら行きますけど、山に行くのだって東に行きますしね。

車で2時間を南に行けば行けるのに、なかなか行くことがなかったユージーン。

でも世界陸上があるなら、ということで、行ってきました、ユージーンへ。

生の観戦は最高だった

最初は、本当に億劫でした。

なぜなら学生の街、ユージーンですからね。

自分で世界陸上のチケットを買ったにも関わらず。

テレビで見た方が、解説とかあるし、選手の表情とかも良く見れるじゃないですか。

だから億劫だったんですよね。

コロナで2年以上も大きなイベントには行けてなかったのもあったのしょうけどね。

でも、行ってきて本当に良かった!

あの億劫さに負けずにユージーンに行って良かったです。

マラソン

道路脇でマラソン選手たちを待ち構えていました

私たちがユージーンを訪れたのは、世界陸上3日目。

男子マラソン、男子10000メートル、あとは400メートルの予選、女子の高跳びの予選とかがありました。

マラソンは朝の6時30分からスタートということで、友人宅に泊まらせてもらって。

眠い中、朝からマラソンを見に行ってきました。

友人宅からは、歩いて20分ほどでマラソンコースにたどり着きました。

そうしてたどり着いたら、本当に15分ほどで、選手たちが目の前を通って行きました。

あ、選手たちだ。。。。近づいてくる!

写真撮らないと!

あれ、もういない。。。

え?もう行っちゃったの?

なんて早さだ、というのが感想です。

もうね、めちゃくちゃ早い。

息子はもちろんのこと、私が全速力で走っても追いつけない、という早さ。

しかも、選手たちはもう3周目で。

すでに42.195キロの最後の方だ、とのこと。

もうびっくりですよ。

こっちは20分歩いただけで、なんだか疲労感があり、息子にはお腹減った!と言われる始末。

私は私で、朝早くから20分も子連れで歩くのか、と。

たった20分の歩きでユージーンに来たことを少し後悔していましたしね。

その後、私たちはマラソンのゴール付近に向かいました。

ゴール付近には人だかりができていました。

そのため、ゴールからは少し離れたところで選手たちを待ちます。

最後の最後でゴールに向かって走り抜ける選手たち。

これまた本当に一瞬で目の前を通り過ぎて行きました。

むしろ、最初に見た時より加速していたかもしれません。

脇に並んだ人たちは、大きく声援を送るですよね。

わぁーって、カランカランって音がしたり、本当に会場は湧き上がりました。

先頭集団が去って行き、他にも選手たちがちらほらと走っていく姿。

そして選手たちを追うバイクとカメラマンたち。

日本人選手たちもいました。

彼らの一歩一歩ゴールに向かっていく姿は、本当に美しかったのです。

まるでスローモーションで選手たちの表情を見ているかのように。

まるで一つ一つの汗が飛び散るのが見えるかのように。

私もその美しい姿に思ったのです。真剣な姿は美しい。

自分も塾の先生として、日々を全力でやって行こうって改めて思えました。

一流に触れるって大事だな、って改めて思ったんですよね。

その美しさは、彼らの真剣さは、私の姿勢を正してくれたのです。

しかしそれはほんの一瞬。

息子のお腹減ったーに現実に戻されます。

その後に、ヘイワードフィールドスタジアムにて午前の部を見に行きました。

さすが陸上専門のスタジアムです。

本当に見晴らしが良い!

そしてこのサイズ感がオレゴンらしい。

東京の国立競技場とか収容人数5万人以上でしたよね。

5万人っていうと、ユージーンの人口19万人の4分の1ですよ。

ヘイワードスタジアムの収容人数は12000人ですからね。

最高では25000人入れるようですが、通常時は12000人。

このサイズ感がオレゴンらしくて好きです。

オレゴンらしいって私の中では、人が少ないってことだったんだな、と改めて分かりました。

収容人数が少ないにも関わらず、観客席は埋まっていませんでした。半分以上が空席。

この午前の部で、一番盛り上がっていたのは男子の10000メートル。

これは会場が大盛り上がりでした。

日本からは2人の選手が出場。

私の中では何か熱いものが込み上げてきていた時間でした。

炎天下の中、選手は競技場のトラックを25週するのですが、最後の10週は、私は選手たちの名前を呼び捨てで呼んでいました。

イトー!タザワー!

呼び捨てにしていいのかな、と思いつつ、力の限り。

拍手をしながら彼らの名前を呼んでいました。

どうしてただ座っているおじさんに名前を呼び捨てで呼ばれなきゃいけないんだ、と選手たちが思ったかどうかは分かりませんが。

とにかく気づいたら、彼らの名前を大声で叫んでいました。

会場が一つとなって、選手たちを応援する。

素敵な空間がそこにはありました。

まとめ

世界陸上、本当に行ってよかった。

ユージーンに来ることに対してさえ億劫な気持ちを持っていた自分を恥じます。

ヘイワードスタジアムも素晴らしいし、世界陸上で世界トップを競う選手たちの姿を見れただけでも、行って良かったです。

テレビやインターネットがあれば、情報は得られるのかもしれませんが、まだまだ生の観戦にはかないません。

是非是非、会場に足を運んでみてください。

オレゴンにお住いの方は、まだオレゴンの世界陸上間に合うかと思います。

今からでもチケット(オレゴン世界陸上のチケット購入サイト)買えますので、ぜひ。

そして、2025年には東京で開催されるそうなので、できることならまた見に行きたいですね。

次の記事では、ユージーンのレストランなど紹介したいと思います。

ちなみに私が行った3日目のハイライトはこちら。