ここ最近、娘のミルクの飲み具合が減っていたために、私はターゲットに行きました。

妻:ターゲットに行って買い物お願いしたいのだけど。

ターゲットとは、日用品から食品まで、なんでも揃ってしまう便利なお店です。

私:はいよ!何を買ってくればいいの?

妻:最近娘の飲み具合が良くないのは、哺乳瓶のチクビのせいだと思うんだよね。だから、サイズ2か3のチクビを買ってきてね。

私:了解!哺乳瓶のチクビね。

哺乳瓶のチクビとは、赤ちゃんが口で吸う部分になります。

うちの娘は最近、哺乳瓶からのミルクをよく飲むようになったために、チクビのサイズアップが必要となりました。

私は何も疑問に思わず、近くのターゲットへ。

お店の中に入り、ふと思ってしまったのです。

待てよ、チクビって英語でなんていうのだろうか。。。

私は頭を抱えてしまいました。

英語で「乳首」は分かる。

それはnipple。

それはわかる。

でも、哺乳瓶のチクビも、英語でnippleと言うのだろうか。。。

もしnippleを探しています、と店員さんに聞いて分かってくれなかったらどうしようか。。。

nipple?この変態アジア人!とでも思われないだろうか。

夕方のニュースで取り扱われてしまうかもしれない。

「今朝、こちらのターゲットにて、乳首を探しさまよう邦人男性が現れたという通報がありました。」

そんなことでもしようものなら、アメリカにて邦人の株を上げてくれた大谷選手や俳優の真田さんに申し訳ない。

待て、冷静になれ自分。

そもそも、ターゲットに「乳首」は売ってないし。

いや、そもそもお店に売っているものではないし。

人間の胸の先っぽについているのが乳首なのであって。

それは買うものではない。

そうだ、乳首は買うものではないのだ。

ここは、いきなり「nippleを探しています」と店員さんに伝えるのはあまりにも無謀だと思い。

とりあえずベビーコーナーとかにいけば、チクビはあるのではないだろうか。

そう思いベビーコーナーへ。

店員さんたちが、商品を棚卸しをしている間、私は質問したい気持ちをグッと抑えて、私はチクビを探します。

私は、駅員さんがやるような指差し確認をしながら、ベビー商品棚をくまなく探しました。

チクビ、チクビ、チクビ。

こんなにもチクビを連呼して指差し確認をしたことがあったでしょうか。

周りに日本語がわかる人がいたら、ギョッとして私を見ていたことでしょう。

ありません。

チクビがないのです。

このままでは妻に、いや、娘に申し訳ない。

赤子がミルクをひたすらゴクゴク飲む姿ほど可愛いものはありません。

私はその時ひらめいたのです。

そうだ!チクビという言葉を使わずに、チクビを説明すればいいのではないだろうか、と。

今までも何度もその方法でピンチを切り抜けてきたではないか。

私は意を決して、近くにいる店員さんに話しかけました。

私:あのー

「はい、何かお探しですか?」

私:はい、あのー赤ちゃんの哺乳瓶ありますよね。

「はい、哺乳瓶をお探しですか?」

私:いえ、探してるのは哺乳瓶ではなくてですね。その先にある、吸う部分ありますよね。赤ちゃんが吸う部分って言うんですかね。。。こうやって。(哺乳瓶を吸うふりをする私)

お願い、分かって、これ以上吸うジェスチャーをさせないで。

私は心で泣いていました。

すると店員さんはこう言ってくれたのです。

「あー!nippleですね!」

私:はい!それです!それです!nippleです!

お店の店員さんも、まさかnippleと聞いて、こんなに食いついてくる人は初めて見たことでしょう。

そうしたら、店員さんは後ろを振り向いて、こちらです、と見せてくれました。

私はチクビのすぐ目の前にまでたどり着いていたのです。

そして、私はそのチクビでいいのか、妻に確認するために、ポケットからスマホを取り出し写真を送りました。

その時です。

私は気づいてしまったのです。

あぁ!スマホで哺乳瓶の乳首の英訳を調べれば良かったじゃん!と。

携帯あるじゃん!と。

人類の叡智にアクセスできるデバイスがポケットにあるじゃん!と。

頭が回らないのは、寝不足のせいでしょうか。

その後、帰宅して、娘は大きめのチクビでミルクをグビグビ飲んでくれるようになりました。

めでたしめでたし。

皆さん、哺乳瓶のチクビは英語でもnippleですので、お忘れなきよう。

お買い物は難しいですね。