先日、ポートランドの公園にて、青空の下、オレゴンシンフォニーの演奏をエンジョイしてきました。

アメリカって半端ねぇな、とおもいました。

ポートランドにいて痛感するのが、まち全体の子どもへのやさしさ

日本にいるときは、電車に乗ろうが、喫茶店に入ろうが、どことなく子どもを連れていると冷たい視線が。

通勤電車に子供と乗ろうものなら、舌打ちされたこともあります。

エレベーターは狭いので、ベビーカーを持って入れば、他の人はだれも入れません。

新宿駅なんてバリアフリーとは程遠く、ベビーカーを折りたたんで、子どもを抱っこして移動していました。

ベビーカーなんで持ってきた?と思ったのはもちろんです。

とにかく子どもに対する社会の厳しいこと。子どもつれて通勤電車乗るなよ、新宿くるなよ、と言われているような気さえしてしまいます。

それがポートランドにいると、子どもをだっこしているだけで、皆がやさしい。

ドアを開けてくれるのはもちろん。「She is so cute お宅のお嬢さん可愛いわね」なんて声をかけられます。

「oh It’s he, but thank you 男の子だけどありがとう」というやり取りを10回はしました。

どう見ても青い帽子に青い短パンで男にしか見えないんですけど。。。なんて思いつつも声かけは本当にありがたいです。

この声かけにどれだけ救われたことか。

特に乳幼児の時は寝不足もあり、情緒不安定になります。孤独感もつのります。

そんな時の見知らぬ人の一声ってありがたいんですよね。

社会に受け入れてもらえてる、という感じがするんです。

なので、私も子育てしているお父さんお母さんがいたら、できるだけ声かけるようにしていますね。

オレゴン・ポートランドの子どもに対するやさしさは本当にすばらしいです。

前置きが長くなりましたが、ポートランドのペニンシュラ公園(参照:ユニークな遊具のあるポートランドの公園ベスト3にて、オレゴン交響楽団の演奏がありました。この街の子どもへのやさしさを象徴したイベントでした。

このステキな演奏が青空のもと公園で、小さな子と聴けるなんて、「アメリカって半端ねぇなぁ」を連発していました。

しかも無料!ここ大事!(笑)

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青空のもと、たくさんの人が公園にあつまっていました。

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公園そのものが演奏のために作られているんですよね。舞台も用意されています。

指揮者の方も、バンドのメンバーも本当にみんなスピーチがうまい! 笑いあり、恋話あり。

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演奏中は別になにしていてもお構いなし。演奏者の前で立っている子、踊っている子もたくさんいました。

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合間には、楽器を近くで体感させてくれるんですね。子どもたちは楽器に頭つっこんでいます。

中央にいる二人はまだ小学生と中学生。特別枠での参加だそうです。後世の人材育成もしっかりしてます。

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こちらの方はくじが当たって、指揮者をやらせてもらえることに。そして指揮者がプロでなくてもしっかり音楽を奏でるシンフォニーの方々もすばらしい。

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最後は、おもちゃのラッパをもらえました。舞台の横で、密かに配られている、という。友人の情報なしでは、絶対にもらえていなかったラッパ。

息子は、ラッパをふきまくり。家に持ち帰った後も、プープーふき続けていました。

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近所迷惑でしたね。。。。。

子どもがラッパをふいている時にも、後ろにすわっていた老夫婦に声をかけられました。「子どもたち、かわいいわねー」と。私は「これだからアメリカは。。。半端ねぇなぁ」と思った次第です。

公園の使い方から、子どもたちへの配慮まで、全部子どもへのやさしさなんですよね。こういうところを見せられると、アメリカにかなわないなぁって思ってしまいます。

子どもたちのこんな笑顔が見れる公園でのオレゴンシンフォニー鑑賞。

あっぱれです。

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オレゴンシンフォニーの公園でのコンサートは2018年はこれで終了です。

が、オレゴン動物園で演奏があるようです。9月1日(土)の夜7時から。入場料とは別に$35かかりますが、しばふの上で子供と素敵な音楽をエンジョイできるので、オススメです。ウェブから買えるチケットの種類ですが、ADAとあるのはThe Americans with Disabilities Actの略で、車椅子とかの方用のチケットです。ご注意ください。

詳しくはオレゴンシンフォニーのこちらのページへ。

これ以外に、ポートランドの公園ベスト3の記事もご覧ください。