子育てしていると夫婦の価値観の違いなどがはっきりしてきますよね。

私も妻も、教育のおいて大まかな部分での違いはないのですが、細かい指示の出し方とかで時に違いが出ます。

そりゃそうです。男性と女性は違うのですから。

具体的には「これは危ない、それはダメよ」と妻の子どもへの指示を聞く時。

自分なら一度やらせてみて、痛い思いをさせるのにと思ってしまうことも。

では、妻と教育方針がちがう時はどうすればいいか。

放っておく?モヤモヤ解消するために、妻に意見をぶつける?

結論としては、信頼さえあれば奥さんも子どもも何をしようがオッケー!です。

今までも子育てを通して学んだことをシェアしてきましたが、今回の「信頼あれば問題なし!」は、私にとって本当に大きな、大きな一歩でした。

参考記事

男性はできそこない

昨今は、男性も女性も平等。仕事も家事の負担も平等という流れ。

でもね、男性と女性って違うんですよ。

福岡伸一さんの「できそこないの男たち」という本が私は大好きなのですが、その一節にこうあります。

「生物の基本仕様としての女性を無理矢理作りかえたものが男であり、そこにはカスタマイズにつきものの不整合や不具合がある。つまり生物学的には、男は女のできそこないだといってよい

男性なんてただの「できそこない」なんです。生物学的には。

平均寿命だって、病気になりにくさだって女性の方が男性より優位です。

男性は、男性の特性を活かして行く方が、全てを平等に進めるよりいいのかな、と思います。

だって男性はできそこないだから。

ま、男性、女性というくくりよりも、個別の特性を活かす方がいいんですけどね。

男性と女性の違い

男性と女性の違いの一つに、男性は未来を、女性は現実を見ることが挙げられます。

男性は夢を追いかけます。女性はどこまでも現実的です。

そのために、女性は子どもの未来よりも、「今」をよりしっかり見る傾向があります。

例えばこのような時に、どう対応するでしょうか。

  • 子どもが「ありがとう」とお礼を言わない
  • 子どもがオモチャを他の子に譲らない
  • 子どもが他の子を手で押した

男性の対応

基本的に男性は静かに見守ること事が多いように思います。

ま、男性はあまり言葉でコミュニケーションを取らない傾向があるので、見守ることが多いようにも思いますが。

私もなるべく口出ししません。

というのも、やがてお礼は言えるようになるだろうと思うし、人を大事にしなければ自分にしっぺ返しがくるだろう、という考え。

私としては、お礼を言わないでも、大人が見本を示してあげれば良いか、と思います。

オモチャを他の子に譲らないなら、譲らないで、独りよがりになっていれば、後で本人が痛い目に合うだろう、と思います。

他の子を手で押したのであれば、申し訳なく思いつつも、それは子どもたちが解決するべきことと思い見守ります。

口が出ちゃうこともありますが。

女性の対応

男性と違い、女性ならどうするでしょうか

お礼を言わないなら、なんて言うの?とお礼を言わせるでしょう。

他の子にオモチャをゆずらないなら、他の子がどう思うかを考えさせるでしょう。

他の子を手で押したら、大丈夫?、と押された子に声をかけ、どうしてそんなことをしたの、と押した方に問うでしょう。

補足しておきますが、これはこれで大事なことなのです。

私みたいな遠くから見ているだけの人間ばかりでも、世の中うまく回らないでしょう。

私の妻への対応

自分なら違う対応をするのに、と妻に思った時、お父さんはどうするべきでしょうか。3つの選択肢が考えられます。

  1. 自分の意見を伝える
  2. 放っておく
  3. 子どもを信頼する

妻の子どもへの対応に、私はもう少し自由にさせてあげたらいいのにな、と思うこともありました。

でも、それを妻に伝えても、妻も子どもに良かれと思ってやっているわけです。

また妻が子供に伝えることで、良い結果に繋がることももちろんあるわけです。

だから妻の対応に違和感を持っても、私は流していました。

別に話し合う程の違和感でもないし、と。

コミュニケーション下手な男性がよくたどり着く結論です。

先輩からの指摘

でも、先輩にこんなことを言われました。

「奥さんに対して、こうしたらいいのに、と思うことは、子どものことを信頼していない。

子どものことを本当に信頼していたら、奥さんが何を言おうが、何を伝えようが、息子は大丈夫と不安に思わない。奥さんにこうしたらいいのに、と思うこともない」と。

私は衝撃を受けました。

あ、そうだ。息子への信頼も、妻への信頼も忘れていた。

妻が息子に接していて、それを横からああすればいいのに、と思っている時点で、妻も信頼できていなければ、息子も信頼できていないわけです

子どもに何があろうが、どんな人に会おうが、どんなことを言われようが、それが母親であろうとも、本当に息子を信頼していれば、問題ないじゃないか、と。

もちろんお母さんの息子への影響力は大きいものです。

母親の存在は絶対的に強い。

でも、例えどんな影響を受けようと、息子はプラスにして悠々と生きていくだろうと改めて思いました。

私が日々学んでいるように、妻も学んでいくだろうし、息子も妻から何を言われようがプラスにしていくだろうし。

本当に妻と息子を信頼していたら、何が起きようが絶対に問題ないという安心感が自分の中にあるはずです。

彼らが何を考え、何を伝えようが、自分ができることは彼らを信頼すること。

景色が一変

信頼しよう、そう決めたら全く見方が変りました。

妻の息子への指示だって、大事なことも多々あります。

細かい指示も彼には必要だと思えるようになりました。

息子は息子で、お母さんの話をしっかり聞いていますが、注意されても流すときもあれば、しっかり自分の行動を改めるときも。

全てをプラスにしていくだろう、と安心して見れるようになりました。

自分が安心できるようになると、不思議なことに、息子もさらに伸び伸びとし始めました。

信頼からくる安心感があることで、景色も変わるのです。

だってそうですよね。

どれだけ親の影響が大きいとはいえ、子どもだって1人の大人です。

彼は彼で、自分で何を真似て、何を真似しないか自分で考えて、成長していくのですから。

まとめ

結局、親子関係も、夫婦関係も、相手ではないんですね。

自分次第なんです。

そして、自分が相手に何を伝えるか、も実は大したことではないんです。

それよりも、自分が何を思っているのか、考えているのか、意識しているのか、言葉よりも心の方が影響力ははるかに大きい

心の根底に何があるのか。

妻も息子も信頼すること。

その信頼感があれば、私が不安じゃなくなります。

そして私が安心していると、息子も妻も安心するのです。

本当に大きな学びでした。

信頼すると決めたら景色が一変します!