先週ワンオペ一週間やりまして、まるで生まれ変わったような気分になりました。

これを独り占めしておくのももったいないと思いまして、ワンオペ育児の効果とお父さんがワンオペをやるときに気をつけることなどお伝えいたします。

ポートランド郊外、シアトル郊外、バンクーバー・キャマスWAにて巣鴨アドバンススクール(学習塾)とビーバートンにて巣鴨キッズ(幼稚園)を運営しています、みとのやです。

想定読者

育児しているお父さんたちに向けた記事になります。

またはお父さんに変化を望んでいるお母さんたちに向けた記事でもあります。

と言っても、日本のお父さんたちは残業ありきの日々、なかなか育児参加は難しいかもしれません。

「イクメン」なんて言葉があるくらいお父さんの育児参加は珍しい日本の現状があります。

アメリカも家庭によってお父さんの育児参加度はバラバラなんですけどね。全然育児をやらないお父さんとかもいますよ、普通に。

ただ働き方改革だったりで、日本でもお父さんたちの育児参加も増えてくることかと思います。

そんな時代がきたら、こちらの記事も役にたつかな、と思っています。

こちらの記事では、お父さんのワンオペ育児をオススメしています。

ワンオペ育児とは

ワンオペ育児とは、一人で育児をしながら、家事もすること。

イクメンとか言われているお父さんたちでも、結局お母さんと一緒に育児をしていることが多いかと想像してます。

大人2人で育児をするのと、1人でするのとでは天と地の差があります。

ワンオペ育児1週間はまるでブートキャンプのような効果が!

負担は大きかったけれど、大きく飛躍したような気分です。

重いダンベル持った後に、軽いのを持つとすごく軽く感じるあの感覚です。

家事が終わってないと、今までは、「まぁ妻の仕事だし」と思って放置していました。

それが、終わっていない家事があると「さぁ、やるか」と主体的に考え取り組んでいる自分がいます

これは想像以上にいいことだらけだと思ったので、お父さんのワンオペ育児についてまとめてみようと思います。

ワンオペ育児の意外な効果

子どもがお父さんになつく

これは意外でした。

普段なら歯磨きだってお母さんがやるの!となるところが、お父さんハミガキやって!と来たからです。

息子にとっては、今までお父さんとの時間が短すぎたのかもしれません。

今まではなんでもお母さん!でした。

私もそれなら仕方がないと、諦めていました。

諦めると、どんどんお母さん担当の業務が増えていくのです。

お風呂から始まり、歯磨き、読み聞かせ、などなど。

どんどんお母さんの負担が増えて、お父さんが楽になるという。

これの行き着いた先が、妻の胃腸炎でした。

参考記事 ← 妻倒れる:ワンオペ育児は人を変える

ワンオペのおかげで流れが変わりました。

結構、お父さんお父さんいうようになったのです。

子供がお父さんになついたので、妻の負担も少しは軽くなりました。

お風呂と歯磨きは、お父さんでも大丈夫になったようです。

子どもって自分を大事にしてくれる人を頼るのだと思います。

ワンオペで子供からの信頼を勝ち取りましょう!

妻の料理がさらに美味しく感じる

長い間、妻の体調が悪く、男飯でやりくりしていました。

もちろん外食も利用しながら。

でも、妻の料理を食べていなかったので、久しぶりに妻の料理を食べた時は、段違いに美味しかった。

妻の料理の美味しさを再確認できました。

空腹は最高の調味料とは言いますが、ワンオペもいい調味料になります。

妻の家事に対して感謝が出てくる

これも我ながらびっくりだったのですが。

先日、妻が洗濯物をたたんでくれたんですね。

私はびっくりしました。

おぉ、洗濯物が畳まれている!

ありがとう!と。

妻からは随分ハードル下がったよね、と言われました。

自分自身、今までどれだけ妻の家事に感謝していなかったのかを垣間みることができました。

主体性が身に付く

今までは、片付いていない食器を見ても、まぁいっか、とか。

洗濯物が溜まっても妻がやってくれるから、とか。

息子の食べこぼしを見ても、妻がやってくれる、とか。

とにかく自分が家事をやらない理由を探していました。

ただ、自分がやらないと家がどんどんカオスとなっていく有様を見ていると。

自分がやらないと!となるものです。

そういう意味でも1週間ワンオペが良かったですね。

子供が自立する

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息子も緊急事態を察知してくれるのでしょう。

お母さんの心配を常にしていました。

またお母さんに心配をかけまいと、頑張っていました。

長い距離を荷物を持って歩いてくれた時は、私自身びっくりでした。

今まですぐに「抱っこ!」ってなっていたので。

ハミガキだって、お父さんに仕上げとかを頼んできました。

今までは頑固にお父さんにやらせてくれなかったことです。

息子もどんどん自立していきますね。

お父さんのワンオペで気をつけること

ワンオペ育児、良いことだらけですよね。

ただお父さんへの負担は相当なものです。

日頃育児をしていないお父さんならなおさらです。

育児の負担は仕事の比ではありません。

ワンオペやったら、仕事の楽しさを実感することでしょう。

では負担が大きいワンオペ育児。

いくつか気をつけることを上げていきますね。

育児は外が基本

室内での育児はハードルが高いものがあります。

工作とか、プラレールとか何をしても良いのですが。

外に出た方が負担が小さい。

とにかく外に行くことをお勧めします。

準備だけは万端に

1日中外出しているとなると何が起こるか分からないので、準備は入念にしていきましょう。

準備するものとしては以下のリストを参考に。

  • 着替え2セット(飲み物こぼしたり、おしっこ漏らしたり、プールに入ったり)
  • タオル
  • ウェットティッシュ
  • 飲み物
  • スナック(小腹が減った時)
  • 日焼け止め

着替えはマストです。息子は4歳児ですが、いつウンチをもらすか本当に分かりません。

えぇ!今?っていうタイミングでトイレに行きたがります。

もうウンチもらすとか全く驚かなくなりました。

行き先はいくつか用意 室内と室外を想定

行き先は大事です。それによって自分への負担度が変わってくるので。

その日の天気も参考にしましょう。

暑すぎたら、屋外は避けましょう。

私がよく子供を連れていく場所リストです

  • ボルダリング(子供を見ていたら、自分はほぼできないと思いましょう)
  • 釣り(自然の中は子供の相手をしてくれる植物や動物がいっぱいいます)
  • 公園
  • 科学博物館(オレゴンならOMSIとか室内ですし最高です)
  • 動物園(オレゴンのは広いので、疲れますが、いいウォーキングです)
  • 広いお店(IKEAは最強ですね、ベッドとかソファとかあると休めます)
  • ペットショップ(動物は見ていて飽きないですからね)
  • 電車の旅(ポートランドはMAXやストリートカーなどあります)

逆にあまり連れていけない場所としては

  • カフェ(ジュースを与えるだけだと意外と長くは持ちません)
  • 街(ダウンタウンとか人が多く慌ただしいところは、避けたいところ。)

料理は簡単に

料理は凝ったものはできません。

そんな時間ありません。

なるべく簡単なものを作りましょう。

そうめんとか簡単で、子供の食いつきもいいですね。

ピザも簡単です。

外食もいいのですが、やはりお金がかかりますからね。

ほどほどにしておきましょう。

また忙しくてヘトヘトな時こそ、知恵が働くもの。

我が家は、キュウリをハマスにつけてかじります。

野菜をとる術を獲得しました。

朝も火を使わずに、ヨーグルトとフルーツのみとかに変更。

りんごだって丸ごとかじってもらいます。

とにかく楽に楽に。

参考までに楽に作れる料理リストです

  • カレー
  • ピザ(トレジョとかスーパーでピザ生地買って来れたら楽勝)
  • お好み焼き
  • そうめん

どの料理も野菜を入れようと思えば入れられるのがいいですよね!あ、そうめんは難しいか。

諦めて子ども中心に動こう

ワンオペ中は仕事は難しいでしょう。

スマホでチョイチョイ1分とか2分でできることだけやりましょう。

仕事は子供が寝静まってから。

と言ってもワンオペやると、子供と一緒にバタンキューでしょう。

ワンオペ中は割り切って子供中心に動きましょう。

以上、外出の準備、行き先、料理などワンオペで気をつけることをお伝えいたしました。

お母さんたちへのお願い

ワンオペ育児の効果、そしてその方法をお伝えしました。

最後に、お母さんたちへのお願いです。

お父さんたちは役立たずかもしれません。

気がきかないし、受け身だし、子育てのことになると頼りないし。

あ、上は私のことです。

でも、それってお母さんたちが全てをやってくれているから、お父さんたちは役立たずでいられるのだとも思いました。

だっていちいちご主人に指示するより自分でやった方が速いじゃないですか。

分かるんです。私も組織の中ではリーダの立場なので。

でも自分でやるのはぐっとこらえて、周りにやってもらうことで、全体が回るようになるんですよね。

任せる時は100求めちゃダメで、80でもいいし、60でもいい。最初は10でもいいわけです。

日本の多くの家庭では、お父さんは育児にも家事にも参加してくれないから、お母さんが全てをやってしまう、っていう状況だと思うんです。

でも、もしかしたら、お父さんはこう思っているかもしれません。

妻が全部やってくれるから、俺はやらなくていっか、と。

ただこの流れの行き着く先は、お母さんのワンオペです。

流れを変えるためには、ある程度お父さんに任せてしまう、っていう荒技も必要だと思うんです。

100は求めないけど10くらいは、よろしくね!っていう荒技です。

もちろん、ご主人の育児参加度は各家庭によってバラバラ。

全く育児をしてくれない家庭もあるでしょう。

ご主人は出張ばかりでほとんど家にいないという家庭もあります。

全ての家庭でいきなりご主人にワンオペをやらせるっていうのは無理なのは重々承知しております。

ただ各家庭で、本当に少しずつで良いと思います。

全く子供の世話を見てくれないのであれば、1時間育児からスタート。

普段育児に参加しているのであれば、4時間からとか。

毎日見てくれているのであれば、1日ワンオペやらせてみるとか。

できるところから任せてみる、という流れって必要だなと思うんです。

男性陣も、女性陣に甘えている部分も多々あるのですから。

また、男性陣にとってもワンオペはただの負担では終わりません。

私はこの1週間ワンオペして心の底から良かったと思っています。

新たな景色が見えました。

これはぜひ多くの男性陣にもやってみてほしいです。

なぜなら、学ぶことが多いから。

騙されたと思って、ぜひ一度ワンオペ育児やってみてください。

任せる時に気をつけること

もしご家庭でワンオペをやることになったら、気をつけてほしいことがあります。

最初はご主人も「あれがない、これがない」とお母さんを頼ってくることでしょう。

お母さんたちも色々と言いたいことはあるだろうけど、グッとこらえて聞かれたことだけに答えてください。

人は間違いから学ぶから。

私もいつも妻から色々と言われて動いてました。

特に子供のグッズやキッチン周りは。

だから、何も覚えない

ワンオペの時は頼るものがいませんでした。

妻はほぼ寝たきりでしたので。

人間頼れる人がいなくなると頑張れるものです。

でも、本当にあの何も言われない感じ。

子供の全責任は我にあり、という感覚。

その感覚も、大きな学びの一つでしたね。

できることなら、お母さんは何も口出ししないためにも、朝から家を出てしまう、とか良いかもしれませんね。

まとめ

ま、色々と提案していますが、ぜひご主人を信頼して、やれるところからワンオペやらせてみてください。

1時間でも、1日でも、1週間でも。

まずはこちらのブログ記事をご主人とシェアするところから。

「お父さんのワンオペ育児こんな効果があるらしいよ、やってみない?」って。

たとえ断られたとしても、何らかの糸口になると思います。

お父さんは育児に参加してくれないっていう流れを仕方ないと思うのではなく。

今までの流れを変えようとするって大事だと思うんですよね。

誰が変えるのか?

それはお母さんでもお父さんでも、どちらでも良いのです。

どちらでも良いのですが、自分からアクションを起こさないと何も変わりません。

なので、まずはこの記事をご主人にシェアしてみましょう。

そこから流れが変わるかもしれません。

最後に妻からコメントもらったので、紹介します。

ワンオペ育児体験でこんなに動いてくれるようになるとは思っていなかったよ(笑)

どうですか、ご主人が自ら動いてくれるようになるなんて夢のようではありませんか?

ぜひ、お父さんたちにお伝えしたいです。

ワンオペ育児、1時間、1日、1週間、どのコースでも良いので、やってみると景色変わりますよ、と。