家を購入すると、家なんて購入するんじゃなかったぁ、と思うことが多々あるものです。

ポートランド郊外、シアトル郊外、バンクーバー・キャマスWAにて巣鴨アドバンススクール(学習塾)とビーバートンにて巣鴨キッズ(幼稚園)を運営しています、みとのやです。

マイホームを購入した理由

我が家もマイホームを購入して1年半が経ちました。

夢のマイホームなどとはこれっぽっちも思っていませんでした。

だって、家を持つなんて、高いし、借りた方がいつでも引っ越しできるし。

ただ、アパートに住んでいると、子供が飛び跳ねる様になり、もっと自由に動ける様にしてあげたいな、と思い始めるもの。

一軒家への引越しを検討。

一軒家を賃貸か購入か、となった時に、色々と計算すると、家を買ってしまった方が月々の家賃が安いので購入を選びました。

頭金はかかるんですけどね。

購入の方がお得と思い、マイホームを購入したのはいいものの、これまたよくもまぁ、毎月の様に色々と出費がかさむものです。

壁にはめ込んであるヒーターは、つく時とつかない時があって気まぐれで。

洗濯機は時間ダイヤルを回すところが調子悪いし。

本当に一軒家を維持するのって手間と時間、そして、費用がかかるもの。

自分でやろうと思えば、手間と時間がかかり、プロに頼めばお金がかかる。

世の中本当にうまくできています。

そんな我が家の懐事情とにらめっこしつつ、なんとか維持している我が家。

フェンスが。。。

ことは3月にまで遡ります。

そう、あれはまだ息が白い、お正月の日の様に晴れた日でした。

我が家のフェンスが、なぜかこんな状態に。

外側から見た写真。

でもですね、この時は特に問題はなかったんですよ。

なぜなら、柱が外れていただけだから。

だから、外れたのをはめ直せば良かっただけ。

なぁんだ、びっくりさせないでよ。

っていうか、どうしてもそもそもこれ外れたんだ?

一体何があったんだ?トラックでも突っ込んできたのか?

それとも近所の子供がボールでも当てて外したとか?

そんなしょぼいフェンスなのか?

この時に、私は気づいておくべきでした。

少しずつ柱の根元が腐っていたということを。

ついに自体は動き出します。

フェンスが外れる事件から、半年ほど。

ついに柱の根元から倒れているフェンスが!

なんですかね。

この芸術的になんとかバランスが保たれているフェンス。

よく見ると、完全に柱の根元が腐っていたわけです。

早くなんとかしないと、と思いつつ。。。

とりあえずの応急処置。

よいしょっと。

支え棒だけって。

これでなんとかなったぞ、と思うわけはなく。

youtubeで調べてみたんです。

「how to fix fence」で。

そうしたら、こんな便利なものを紹介しているではありませんか!

名付けて、フェンスアメンダー!フェンス修正器具とでも名付けましょう!

(↑ からアメリカのamazon.comへ)

これを使えば、動画のように、フェンスが直るのでは!

そう思い、私はこちらを購入。

二つで$30程度でした。

プロに頼んだら、何百ドルかかるか分かりませんので。

この時、私は非常に賢い選択をした、と思っていました。

近くのAce Hardware storeで買ってきて、いざ柱に打ち込みます。

イメージとしては ↓ です!

イメージとしては。

ただ、全然アメンダーが刺さらずに。

カナヅチの問題かと思いまして、重いカナヅチも買いました。

こちらも$15くらいだったかな。

この時点で、アメンダーと合わせて出費の合計は$45ですよ。

かかった時間は何時間も。

ここまでは、自分は賢いな!って思っていました。

何度も言いますが、プロに頼んだら数百ドルですからね。

そして、アメンダーを打ち付けること1時間でしょうか。

やっと、5cmほど刺さったかな、程度。

本来であれば、30cmほどは刺さないとダメなんです。

それでも、私はなんとかなるだろう、と放っておきました。

そのうち自分で直すから、と妻を説得しつつ。

引き延ばしに引き延ばして、ついにやってきましたよ。

フェンス崩壊

あれは強風が吹いていた日でした。

朝起きて、コーヒーを飲みつつ、庭に出ると、いつもより庭が明るいのです。

一体何が起きたんだろう、そう思っていたら、こんな状況に!

叫んでしまいましたよ。

えぇぇぇ!!!って。

完全に我が家は誰でも出入り自由になってしまいました。

45ドルと何時間もの時間を費やして、応急処置をしていたフェンス。

一夜にして崩壊。

自然の恐ろしさを垣間見ました。

折れなかった片方のフェンスアメンダーが堂々と立っています。

「私は私の仕事をしましたが、何か?」とアメンだーの声が聞こえてきます。

こうなってしまっては、もうどうしようもありません。

ついに私の重い腰も上がりました。

今までの出費と費やした時間。

それは忘れましょう。

賢い選択をした、と思っていた自分。

それも忘れましょう。

まずは業者を調べます。

業者さんとのやりとり

ここで使えるのが、Yelp.comです。

普段はレストランしか検索しませんが、業者探しなどに役たちます。

「フェンスが壊れてしまいました、見積もりください」と題して、写真とともに送信します。

すると、いくつかの業者さんに見積もり願いのメールを送ってくれるのです。

早速A社から見積もりがきました。

「この写真の通りなら、コンクリートを引っこ抜いて、柱を刺すだけだから、$500でやるぜ」とのこと。

あぁ、やっぱりそれくらいかかるのかぁ、と私は覚悟をしていました。

次にB社から連絡が。

「実際に見てみないと分からないから、見に行くよ」とのこと。

なんだかA社よりは信用できそうです。

しっかり現場を見てくれるのですから。

すると、B社の方は、実際に来てくれてこう伝えてきました。

「これならうちは$250でやれるよ」と。

おぉ、半額!

「ありがとう!でも、まだ他社の見積もりもあるので、それが終わったら連絡しますね」と私は伝えました。

すると、「うちほど安いところはないよ。他の業者はうちの2倍とか3倍とか費用かかるからね。うちはファミリーでやってるから、まぁ、いつでも連絡してくれ」と。

私は本当に騙されやすく、人を簡単に信用してしまうのですが。

B社で決定かな、って思っていました。

アメリカでは珍しく指定した時間通りに来てくれたし。

ただ、まだ来てくれる業者が残っていたので、その業者さんの見積もりを待つことに。

A社の見積もり、B社の訪問と見積もり、そして、C社が来てくれました。

「うーん、なるほどね。これなら$150でやれるかな」

え?まじっすか?

そんなに安くていいの?と思いつつ、私はなんとか平静を保ちました。

「うちはファミリービジネスだからね。安くできるんだ。」と。

ファミリーファミリーって常とう文句なのか?と思いつつ。

B社もC社もいい人レベルでは変わりなさそうだったので、一番安いところにしました。

最初は500ドルって言われていたのに、150ドルで済むなんて。

これなら、フェンスアメンダーとか、カナヅチとか、45ドルも使うんじゃなかった、何時間もカナヅチで撃ち続けるんじゃなかった、と思った次第です。

プロの技術

というわけで、業者さんが来て、一部始終を見させてもらいました。

まずはこの柱の土台となっているコンクリート。

これを引っこ抜くわけですね。

ちなみに私はシャベルでジャリをとって、引っこ抜こうとしていました。

業者さんは、そんなことはつゆ知らず。

専用のでっかいシャベルで掘り出していました。

そして、やっとこさ抜けたのが、こちらのコンクリ。

こんなのあの小さなシャベルで掘れるわけがありません。

アメリカ軍に竹槍ですよ。

無知だからこそできたあの無謀な行動。

もちろんめっちゃ深い穴!

ちなみに柱は、4×4と言って、私がHome Depotから買ってきました。

せっかく買ったので、使ってください、と業者さんに頼んで。

フェンス完成

業者さんが来て、本当に2時間弱でしょうか。

あっという間に直してしまいました。

45ドルと何時間もかけて、必死に応急処置をして、直そうとしていた自分。

一体人生どれだけ損したのか、分かりませんが。

今回の教訓は。

プロに頼もう!

本当にこの一言に尽きます。

私も教育者のプロとして、プロに頼んでよかった、と言われるように頑張ろうって思った次第です。

皆さんもフェンスが壊れたら、私のように人生を浪費して、ブログネタにするのもありでしょう。

ただ、業者に頼めば2時間弱で直してくれます。

見積もりはいくつかの業者さんからもらってから決めましょう!

もう最初からプロに頼んでおけばよかったですよ。