そうだ 献血、行こう。

自分が献血に行くだけで、10ドルのamazon、いやいや、3人の命が救えるなら。。。というわけでアメリカで初めて献血に行ってきました。

献血後のギフトカードについてもアップデートしました。

ポートランド郊外、シアトル郊外、バンクーバー・キャマスWAにて巣鴨アドバンススクール(学習塾)とビーバートンにて巣鴨キッズ(幼稚園)を運営しています、みとのやです。

献血とは

私も日本では何度かやったことあったんですけどね。

アメリカでは初めて。

献血とは、自分の血を誰かにあげることですね。

がん治療だったり、手術だったり、血を必要とする誰かのために使ってもらうわけですね。

アメリカでは、昨今、献血が足りていない様なんです。

献血が足りない

こちらのワシントンポスト紙の記事にもあるように、ここ最近、アメリカではパンデミック前のように世の中が動き始め、献血が必要なんだそうです。

ここオレゴン州では、お店に行っても、マスクをしていない店員さんも見かけるようになりました。

旅行に行く人も増えて、本当に急にパンデミック前のような雰囲気に戻りつつあります。

それは、病院も同じなんですね。

パンデミック前のように戻りつつある、と。

そうなると、今まで先送りにされていた手術などが行われるようになり、今まで以上に血が必要になった、というわけですね。

アメリカ赤十字も本気

アメリカ赤十字も本気です。

というのも、今なら献血した人には、もれなく10ドルのamazonギフト券がもらえる、とのこと。

いや、別に10ドルが欲しくて献血しに行ったわけではないんですよ。

アマゾンのギフト券が欲しいから献血だなんて、まるで小学生みたいな行動じゃないですか。

やった!10ドルだぜ!献血するだけで10ドルなら行くっきゃないっしょ!

っていうノリでは全然ないんですよ。

でも、アメリカ赤十字さんがそこまでね!

血が必要!ってそこまで言うなら、あげちゃおうじゃないですか。

ましてや一回の献血が3人の命を救うって言うのですから。

それにしても、10ドルが献血するきっかけになるなんて。

我ながら人間って面白いなって思いますね。

どう考えても、献血が3人の命を救うことの方が10ドルなんかより大事なのに。

10ドルのギフト券が動くきっかけになるものです。

ビジネスをやっている側として、改めて考えさせられます。

初めてアメリカで献血行ってきた

献血行ってきましたよ。

まずは、事務作業の簡素化のために、アプリをダウンロードです。

The Blood Donor appって言います。

ダウンロードが完了しましたら、献血のスケジュール決めですね。

場所を決めて、スケジュールを確定したら、次はラピッドパスの取得です。

質問事項に答えておくと、献血するときには、事務手続きを大幅にスキップできます。

ラピッドパスも取得しておきましょう。

献血所にて

さあ、来ましたよ。

フレッドマイヤーの駐車場に停められていた献血カー。

日によって場所も変わるみたい。

どこからどう見ても、献血のための車です。

分かりやすいのは、ありがたいですね。

しかし、中に入ろうとしたら、何やら張り紙が。。。

お店(フレッドマイヤー)でチェックインしてから来てね、とのこと。

というわけで、お店に入りました。

そうしたら、ボランティアの方が座っていて、ID見せて、と言われました。

オレゴンの運転免許を見せます。

私の名前をリストにあるのを確認して、献血カーのところに行っていいよ、とのこと。

さ、2回目の正直です。

ちょっとドキドキしながら、献血カーの中に入ります。

だって、中で何が行われているのか、わからないじゃないですか。

何でしょうね。

包装されたプレゼントを開ける時のようなドキドキ感。

ただ、入ってみたら、予想通りの献血カーでした。

なんの意外性もない。

入って左には診察室が2つあり、右には、献血するための寝台がありました。

そりゃそうですよね。

献血カーに一体私は何を求めていたのでしょうか。

診察

ドクターっぽい方に聞かれました。

名前は?

生年月日は?

住所は?

などなど。

体重と身長も聞かれました。

毎回、困っちゃうのが、Kgで分かっているけど、poundでは出てこない問題。

cmで分かっているけど、feetでは出てこない問題。

なのでググって伝えました。

もう互換単位なんて覚える時代じゃないんですよね。。。

あとは、血圧を測って、鉄分量を測っていました。

指先にチクっとやって血液を取っていましたね。

献血

左?右?とどちらの腕から献血するかを聞かれて、寝台を指定されました。

私は念のために左腕を指定。

塾では右手で板書とかしますからね。

見てても見なくてもいいわよ、と言われ針を刺されました。

もちろん私はまじまじと見ていました。

記念すべきアメリカで初の献血ですから。

ちくりとしたのは一瞬だけでした。

どれくらい時間がかかるのかと聞くと、10分もかからないかしら、とのこと。

5秒に1回くらい、これを握り潰してね、と。

握ると、血の流れが良くなり、献血が早く終わるようです。

頑張って握ります。

ちなみに対応してくれた左腕にタツゥーの入ったお姉さん。

彼女に、ドクターなの?ナースなの?と聞くと、私は phlebotomist よ、血を抜く専門よ、とのこと。

アメリカでは、血を取る専門の人がいるんですよね。

もちろん、ナースの方が血を取ることもありますが、大抵は血の専門の方が針を刺してくれます。

というわけで、献血も終わりました。

こちらが私の血です。

顔をさらすブロガーは数多くいるでしょうが、自分の血をさらすブロガーは珍しいはず。

どれくらいあるのか、と聞くと、1ピントよ、とのこと。

ピントというのは、473ミリリットル。

とにかく、日本人にとって医療現場で何が紛らわしいって、単位ですよね。

こればかりは、アメリカ生活の長い私でも慣れません。

ちなみに、赤い包帯をしてくれました。

なんだか派手な包帯です。

お水たくさん飲んでね!と言われて、こちらの水と干しぶどうをいただきました。

まとめ

献血という血を抜く時間自体は、10分もかからなかったのですが、チェックインから出てくるまで、50分程度かかりましたね。

赤十字のウェブには、1時間ほどかかると書いてあったので、ラピッドパスで10分くらい短縮されたことになりますね。

とにかく無事に終わりました。

メールで届くはずの10ドルamazonギフト券、まだ届いていませんが、何に使おうか考え中です。

ちなみに、amazonギフト券がもらえるのは7月いっぱいまでなので、アメリカ在住の方は、ぜひお近くのアメリカ赤十字にて献血してみてください。

とにかく献血行くと、なんだか晴れやかな気持ちになりますね。

献血すると、血液検査もしてもらえるようですし。

また次回も行きたいと思います!

ちなみに次回まで8週間、あけないといけないみたいですね。

なので、私の場合は、次回は9月以降ですね。

アメリカの日本人コミュニティでも、献血が広まりますように。

日本の赤十字も同じく献血受け付けているようです!

詳しくは ↓ のリンクから!

US Red Cross website

日本赤十字のウェブサイト

おまけ

献血から2週間後、ついにメールが届きましたよ!!!

ギフトカードを申し込みますか?というメールが。

そこには感謝の言葉が書いてありました。

「あなたの献血により、このような子が白血病を患っているにも関わらず献血できているのです」

と、そのかわいい男の子の写真とともに。

そして、その後の文面。

ギフトカードを寄付しますか?それともギフトカードをもらいますか?と。

もうこんな少年を救えたのであれば、もう満足。

ギフトカードなんか、何かのために使ってください、って感じですよ。

もう赤十字。

うまい!

実際にギフトカードをもらった人が一体どれくらいいることでしょうか。

半分以上は、返金しているのでは。。。

でも、献血者としては大満足です。

自分の血が役に立つのであれば、どんどん献血しますよ。