壊れたと思って3年近く放置していたヒーター、我が家はこの動かなくなったヒーターによって守られていたのです。

ポートランド、シアトル、バンクーバーWAにて巣鴨アドバンススクール(学習塾)とビーバートンにて巣鴨キッズ(幼稚園)を運営しています、みとのやです。

ウォールヒーター

我が家にある壁に備え付けのウォールヒーター。

アメリカではちょくちょく見かけるヒーターです。

こちらが動かなくなってもう3年近くになります。

この家に引っ越してきて、数ヶ月で動かなくなってしまっていたのです。

部屋が暖まらなくなってしまった。

最初は不便だな、と思っていたものの、電気店で電気ヒーターを買ってきて対応できていました。

しかし、大人の事情がありまして、直さないといけない羽目に。

結局直すことになるのなら、最初から直しておけよ、と今の自分は3年前の自分に言っていたことでしょう。

3年前の自分、お前のせいで今の俺が直さなければいけなくなったんだ、と。

3年前の自分を呪います。

さて過去の自分に呪いをかけた後は、ウォールヒーターの交換です。

こういう場合は、まずはyoutubeです。

全てはyoutubeです。

DIYと行ったらyoutubeでしょう。

私は本当に、youtubeを作ってくれた人にDIYの時だけは感謝しています。

そして、無駄な時間を過ごした時、くだらないyoutube動画をたくさん見て、時間だけが過ぎてしまった!と言う時は、youtubeを呪います。

3年前の自分くらい呪います。

youtubeに感謝したり、呪ったり、人間とは実に自分勝手なものです。

さて、youtubeで検索します。

wall heater removalで検索してみます。

するとですね、ウォールヒーターのトラブルシューティングという動画に。

動画を見るとですね。

動かなくなったヒーターを交換する前に、リセットボタンがあるから、それを押してみて、とあります。

えぇ、そんな簡単なことで直るの?と半信半疑でした。

そんなに上手くはいかないよね、と。

しかし、動画のコメント欄にはこのようにありました。

「どうしてリセットボタンがあるのか考えろ!」と。

私は、yahooニュースのコメント欄やyoutubeのコメント欄を見るたびに、人類とはここまで醜くなれるものか、と思うのです。

それ、本人に面と向かって、言えます?と。

どうして人は面と向かって言えないことを、ネットのコメント欄では平気で言えてしまうのでしょうか。

ま、私も実に自分勝手に感謝したり呪ったりしているので、大差ありませんが。

さて、とりあえずヒーターのリセットボタンを押しました。

するとどうでしょう!

何も起こりません!

想定内です。

さて、コメント欄にあったコメントを思い出しましょう。

そもそもどうしてリセットボタンがあるのか考えてみましょう。

実は、ヒーターは、埃がたまると自動的にストップするようです。

そりゃそうですよね。

埃がたまっているのに、ヒーターなんてつけたら火事になってしまいますから。

というわけで、埃を取った後にリセットボタンを押せばいいようです。

では例のごとく、youtubeで検索してみます。

wall heater cleaning

そして辿り着いたのが、ヒーターの掃除の仕方、と言う動画です。

まずはカバーを外して、埃を取るのですが、ふきんとかで拭くよりも、ヘアドライヤーなどで埃を吹くようです。

拭いちゃダメだけど、空気で吹くのはいいそうです。

拭くのはダメだけど、吹くのはオッケー。

ふくのはダメ、でもふきなさい。

ごめんなさい。こういう時にダジャレを言いたくなるのは、おじさんになった証拠です。

というわけで、ドライヤーで吹いてみました。

すると出てくる出てくる、埃がワンサカと出てきました。

これはヒーターがつかなくて正解だわ、と思いました。

めっちゃ埃だらけになりました。

こういう時、ユニクロのトレーナーは着ない方が良いです。

つまり、私たちを守るために、埃の溜まったヒーターはつかなかったわけですね。

動かなくなったヒーターに私たちは守られていました。

壊れたと思われ、呪われていたヒーターは、実は我が家を守ってくれていたのです。

ヒーターは何も悪くありませんでした。

その後、埃をとって、無事にヒーターもつくようになりました。

サーモスタット

ヒーターは無事に動き出したのですが、サーモスタットと言う温度計も取り替える必要がありました。

サーモスタットとは設定した室温によってヒーターを勝手につけたり消したりしてくれるデバイスです。

ヒーターの次はサーモスタットです。

これも直さなければ、と色々と試行錯誤しました。

こちらのサーモスタット、結構古くてですね。

もう販売会社が倒産して、市場にはないサーモスタットなのです。

つまり、交換するすべはなく、自分で直さなければいけない、と思っていました。

この配電線を直さねば、と試行錯誤。

2日ほど試行錯誤しましたが、やっぱり直せないんですよね。

さすがにyoutubeにもこのデバイスを直す方法はありませんでした。

そんなサーモスタットのことを友人に話ししたら、新しいのを買ってきたらいいじゃん、と言われました。

でも、そのサーモスタットの会社は倒産して、この製品はもう売ってないんだよ、と伝えると。

同じ会社のサーモスタットじゃなくても大丈夫!他の会社のサーモスタットも使えるよ!と言われて。

お店で買ってきました。

こう言う時にyoutubeではなく、持つべきものは友人だな、と思います。

新しいのを買ってきて、配線をつなげます。

これもやっぱりyoutubeで確認します。

配線をいじる前に、しっかり電気のブレーカーを切ります。

そして恐る恐る、配線を触ります。

これで感電死でもしたら、一生の不覚、と思いつつ。

エイヤ!で触ります。

当たり前ですけど、何もピリピリしませんでした。

配線をつなげて、完了。

サーモスタットとヒーターは完全に動き出しました。

家に引っ越しをしてきてから、かれこれ3年になりますが、壊れたと思って3年間放置していたヒーター。

これがあっという間に、動き出しました。

しかもサーモスタットのおかげで、自動でヒーターがついてくれるのです。

温度設定をして自動でヒーターがつくことで喜ぶ自分。

いったい自分はいつの時代の人間なんだろう、と思いました。

まとめ

人生40年経ちましたが、まだまだ知らないことだらけです。

今までは、賃貸でしたので、困ったことがあれば大家さんや管理人に頼んでおけばよかったことですが。

家を購入すると、本当に毎日色々と新しいことを学べます。

今回学んだことは、意外となんでも自分で直せるんだな、と言うこと。

すみません、今までの反省(業者に頼むべし!)は全く活かされていませんが、正解なんてないので、人生楽しんだもの勝ちです。

ぜひ皆さんの家でも、ウォールヒーターが壊れた日には、こちらのブログにあるyoutube動画を参考にしてもらえたらと思っています。

購入したのはこちらのサーモスタットです。

ダブル(オンオフスイッチあり)とシングルポール(オンオフスイッチなし)があるようです。

今あるサーモスタットを壁から外して見てください。シングルかダブルか書いてあります。

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