前回のお尻に関するブログ記事からもう3ヶ月が経ってしまいました。

痔になったんですね。

Hey Siri、僕のお尻を治してくれよ、と何度言いそうになったか。

そうです、異国の地アメリカで、私は痔になったんです。

ポートランド郊外、シアトル郊外、バンクーバー・キャマスWAにて巣鴨アドバンススクール(学習塾)とビーバートンにて巣鴨キッズ(幼稚園)を運営しています、みとのやです。

前回の続きですが、救急に行って、クリームを処方され、ミララックスを飲み、私の痔は治りつつありました。

でも、長距離ドライブの時に、違和感が残っていました。

そのために、専門医に診てもらいました。

結局、最初の救急に行ってから専門医に診てもらうまでに2ヶ月ほどかかりました。

アメリカってそういうところです。時間がかかるのです。

Hey Siri、アメリカの医療って複雑すぎるよね。

専門医に診てもうために病院へ。

オレゴン州ビーバートンにはProvidence のSt. Vincentという大きな病院があります。

家族一同、何かあるたびにこちらでお世話になっております。

そして、ここの2階の一室にあるのが、お尻専門の課。

中に入ると、待合室には、お医者さんの写真がありました。

3人の専門医がいるようですが、3人とも男性でした。

少しホッとはしたものの、逆に女性の患者さんなら嫌だろうな、とも思いました。

女性のお医者さんも必要じゃない?と思いつつ。

受付でチェックインを済ませて、問診票に答えます。

熱はありませんでしたか。

今のお尻の調子はどうですか?と。

待合室には他にも患者さんが数名いました。

お年寄りの人もいれば、同年代であろう男性も。

あぁ、この人もお尻が痛いのかな、わかるよわかる!

痛いよね!そしてこの痛み、誰にも理解してもらえないよね。

恥ずかしいよね!

と誠に勝手ながら、人の心を勝手に読み、勝手に同情していました。

Hey Siri 君ならこのお尻の痛みを理解してくれるはずだ。

そして、女性の看護師さんに案内されて、個室へ。

色々と説明されます。

ちょっとこの女性の看護師さんにお尻を見せるのは嫌だな、と思いつつ、個室で色々と話を聞いていました。

お名前は?誕生日は?などなど。

いつお尻を見られるのかな、と思いつつ私は冷静に質問に答えます。

結局、お姉さんには私のお尻を見せることなく、終わりました。

ふぅー。ちょっと安心。

だってお姉さんですからね。

お姉さんとしてもおじさんのお尻の穴なんか見たくないでしょうし。

私だってお尻の穴をお姉さんに見られたくないわけで。

お互い様ですよね。

百歩譲ってお尻は良くても、お尻の穴ですからね。

前にも言いましたが、誰もが会いたいであろう有名人だって、そんな方のお尻の穴なんて誰も見たくないでしょうしね。

そんなことを考えつつ、ドキドキしながら、待っていました。

すると、ドアのノックが。

カムイン!と応答すると、なんと部屋に入ってきたのは、これまた尾身会長に似たお医者さん。

前回の救急の時も尾身会長に似たお医者さんだったのに。

アメリカの肛門科の先生は、みんな尾身会長のような風貌をしているのか?と疑問に思いました。

尾身会長は実は肛門専門だったのでは、肛門専門の方が日本のコロナ禍を乗り切ったのか、と。

「お名前と誕生日を。」

これ本当に全員から聞かれます。

仮にも間違いがあってはいけないですからね。

「ふむふむ、事情はわかりました。それでは、私は部屋を出ていますので、下半身を脱いで、その紙で隠しておいてください。ベッドに横向きになって、お尻をこちらに向けてくださいね。」

ついに来た!

お尻の穴を見てもらうこの恥ずかしさでいっぱいのこの姿勢。

前回の救急でその姿勢をさせられたので、お任せください!と尾身会長には従順な私。

下半身を裸になり、うすーい紙で覆い、私は待ちます。

紙一枚だけで、お尻を隠すこの心細さ。

Hei Siri この寂しさをなんとかしてくれ。

ドアがノックされ、尾身会長が再度入ってきました。

「それでは、チェックしますね。」

まずは手袋をはめたその手で穴のチェックです。

「なるほどね。それでは、次は〇〇でチェックします。ちょっと変な感じがするとは思いますよ。」

〇〇?おそらくお尻の穴をチェックするカメラのことでしょう。私は肩に力が入りつつ、深呼吸。

英語ができると自負している私も、医療の英語になると全くわかりません。

分からないので全集中です。

「力が入っているので、深呼吸してリラックスしてくださいね。」

あ、そうでした。全集中なんかしていたら、お尻が見てもらえない。

「それでは行きますね。」

!!!

完全にお尻の穴に何かが入っている感じがします。。。

それはまるで未知の世界。

「はい、それでは排便する時のように力んでみてください。」

え?よくわからないけど、どうするのかわからないけど、とにかくいつものようにやってみよう。

ふん!

すると、本当に便が出たのではないか、と思うようなお尻から何かが出てくるような感覚とでも言いましょうか。

明るい安村さんもこう言っている事でしょう。

安心してください。カメラですよ、と

よかった、間違えて便が出なくて、と安心したものです。

一度尾身会長は席を外し、私はそそくさとパンツとズボンを履きます。

なんだかパンツとズボンを履いている時が一番無防備だな、と思いました。

そして、またも尾身会長が入室。

「はい、前回の救急で言われたと思うけれど、フィッシャーですね。まだ治っていません。だから、長距離ドライブの後に違和感があるのでしょう。まずは処方するクリームを塗ってくださいね。1日3回。」

え?3回も?歯磨きでさえ2回しかしていないのに?

「はい、3回です。その薬は、お尻の穴の周りの血量を増やします。回復が早くなるために必要です。それと、メタミューシルも欲しいですね。これも買っておいてください。便をよりスムーズに出せるようになります。」

それなら前回、似たようなものを買いました。ミララックス、という。

「それね、ミララックスは、期間限定です。それと、便は確かに楽だけど、お尻の穴の筋肉も使わないからね。筋力落ちちゃうの。長期間は使っちゃダメよ。だからメタミューシルね。」

おす!尾身会長!

「その他に質問ありますか?」

あのー、この痔を防ぐことはできたのでしょうか?何か運動をしておくとか。

「うーん、ないね!」

えぇ!!!!ないんかい!

「痔になるかならないか、運ですね。なる人もいるし、ならない人もいるし。完治しても、再発する人もいるし。2度と再発しない人もいるしね。。。」

えぇ、私が読んだ本と言ってることが違うぞ、と思いつつ。

東洋と西洋の医療が違うからなのか。

まぁ、お医者さんはそういう職業。

体のことなんて知れば知るほど、専門になればなるほど断定して言えなくなりますもんね。

Hey Siri 人間の体ほど不思議なものはないよね。

まとめ

とにかく、無事に専門医のお医者さんに見てもらえまして、この診察の6週間後に再度、診察を受けて、無事に完治いたしました。

今回の騒動から学んだことは、便が硬いな、と思ったら、メタミューシルを飲んでおこう、ということ。

ただの食物繊維ですので、お尻の負担を減らす上では最適です。

なかなか治らなければ、病院に行くことをお勧めします。

というわけで、お尻ネタでした。

小学生受けが良いお尻ネタでした。

うちの息子はお尻の話をするたびに、大笑いでした。

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