先日、歯医者さんに行ってきました。
私は歯医者さんが大の苦手。虫歯ができやすい体質なのか、しょっちゅう虫歯ができてしまうんです。
朝晩の歯磨き、夜はフロスをしているにも関わらず。
1つだけいいことがあるとしたら、息子に虫歯の怖さを見せられること。笑
「歯を磨かないと、こんなに虫歯ができちゃうんだよ!」と言って、奥にある銀歯を見せて、虫歯の怖さを伝えられることですね。実際は虫歯ではなく、銀歯なんですけどね。
歯医者さんでの検診とクリーニング費用
アメリカでは歯医者さんに定期的にクリーニングと検診に行くのが推奨されています。歯科保険でも年間2回までのクリーニングは無料というものが多いんですよね。
下は、歯医者での検診とクリーニング費用(参考までに)
合計 $149(Exam $53 Prophy $96)
→ Discount(割引適用後)
合計$105 (Exam $39 Prophy $66 )
上記の割引後の金額が、保険会社から歯医者さんに支払われるそうです。ちなみに「割引後」って意味がわからないじゃないですか。これは保険会社と歯医者さんの取り決めで、クリーニングにはこれだけの割引をしますよ、という割引が設定されているようです。
この前銀歯をとって、虫歯を治療してもらった時は、$234でした。割引後で$136。保険がカバーしてくれて、私自身の負担は$40でした。
歯科保険料金は払うべき?
我が家は毎月、私一人で$37の歯科保健を払っています。年間$444ですね。検診とクリーニングだけだと2回やっても、$288なので、$444より安く、割りに合わないですよね。そのため、友人は歯科保険には入らずに、検診とクリーニングを年2回行く、というやり方をしてます。
これは非常に賢いやり方です。私みたいな、しょっちゅう虫歯ができてしまう人なら、保険入っていた方が得です。ただ、あまり歯医者にお世話にならないのであれば、保険無しで、クリーニングだけするのは非常に賢いやり方だな、と思います。
ちなみに企業に勤めている家族なら、企業を通して保険に入ることができます。ただこれも企業としては大きな負担なので、中小企業は従業員への保険の提供をストップしたりしています。
日本人だと保険に入るのは当たり前、という感覚ですが、アメリカではそうではないんですよね。最近、オバマ大統領の時に全国民が健康保険に入るのを義務付けられましたが、歯科保健は義務ではありません。
日本人の感覚だと、国民皆保険バンザイ、というものなのでしょうが、アメリカでは自己責任という考えが根強いので、オバマ大統領の健康保険義務化も色々と議論になりましたね。
日本だと同じ検診とクリーニングをしてもらって、保険無しでも5000円程度でした。国民保険で、3割負担ですから、支払うのは1500円でした。まぁ、日本の財政も厳しいので、にこのまま3割負担が続くとは思いませんが。
アメリカと日本の歯医者さんの違い

土足とスリッパ
アメリカの歯医者さんに行くと、まず思うのは、土足。スリッパなどはありません。そのため、イスに座るときも、土足です。靴をはいたまま、仰向けにされます。
イス
歯医者さんのイス、名前をなんていうんだろう、と調べていたら、大した名称は見当たりませんでしたが、値段を見てびっくり。(参考リンク)1つ457万円でした。。。おぉぉ。そりぁ、検診も高くなりますね。。。イスは大して違わないです。あるとしたら、口をゆすぐところがないことですね。
口をゆすぐ方法
口をゆすぐコップとか、水場とかがありません。これ、どうやって口をゆすぐんだ、と思っていたのですが、衛生士さんが、水が出るチューブと、水を吸うチューブを口の中に突っ込んできます。めっちゃ合理的です。いちいち、イスを立てて患者さんが起き上がる必要がありません。
流れ
歯科衛生士さんが、前座をして、先生が最後に見る、という流れですね。最初から先生に見てもらったことは一度もありませんね。これは日本でもそうかな。
歯科衛生士さん
これは日本もアメリカも同じなのですが、女性しかみたことありません。男性の歯科衛生士っているとは思うんですが。見たことないですね。。。。女性の先生はよく見ますけどね。ただ、アメリカは高齢の衛生士さんが多い印象です。今回見てもらったのも、65歳の歯科衛生士さんでした。
歯医者での会話
以下は歯科衛生士さんとの会話です
私「虫歯ができやすい体質なんだけれど、年に2回以上、クリーニングに来た方が良い?」
歯科衛生士さん:あまり変わらないと思うわ。それよりフロスと歯磨きをしっかりすることね。それと歯ぎしりをしていたら、ナイトガードは必須よ。フロスをするときに、ただ歯の間を通すだけじゃなくて、しっかり歯の周りをこすり上げることが大事よ。それじゃ検診するわね。(もう一人の衛生士さんに向かって)1,2,2,2,2,3,3,2,1。。。
私「その数字ってなに?」
歯周ポケットの深さをmmで言ってるのよ。これが4を越えると黄色信号。ま、クリーニングすれば3とかに戻るけどね。12とかなってしまうと、大変。そうならないように気をつけて。tartar(歯垢)はどんどん溜まっていくのよ。それ自体は何も問題ないのだけれど、そのままにしておくと、どんどん溜まっていってしまって、菌が繁殖しやすくなるの。これはなかなか取れないから、歯医者さんでしっかり取ってもらうことが大事よ。
「コーヒーとか緑茶とかどんどん歯に黄ばみがついていくのだけれど。」
それは歯垢ではないけれど仕方ないことよ。ただベーキングソーダとかで歯磨きするだけでステイン(黄ばみ)は取れるわ。私も週に2回くらいやってるわよ。ベーキングソーダならダメージを与えないしね。まずいけどね。
日本にはどれくらい帰っているの?ご両親は日本?
年に1回帰れたらいいけど、家族が増えてくると簡単には帰れないよね。経済的にもそうだし、移動も楽じゃないし。
そうね、ご両親は日本に帰ってきてほしいと思っているんじゃない?
うーん、どうだろう。年に1回はアメリカに来ているからね。日本では長男が両親の面倒を見るという文化があるけど。いつかは帰らないといけないのかな、と思っているよ。でも、まだまだ元気そうだからね。
アメリカも昔はそうだったわ。でも今はもうnursing home(老人ホーム)に入れておしまいよ。子供が親の面倒を見るという文化はないわね。
アメリカも昔は親が面倒見ていたんだね。。。。
というわけで、今回は虫歯はなかったです!よかったよかった!
通っている歯医者さん

私が通っているのは、オレゴン州ビーバートンにある日本語もしゃべれるマットさんという歯医者さん。なんでも日本に留学していたらしく、いろいろな職業を経て、歯医者さんになったそうです。(歯医者さんのリンク)色々と歯医者さんを渡り歩いてきましたが、マットさんは麻酔も上手で、オススメですよ。
まとめ
アメリカの歯医者さんの治療費は、確かに日本と比べると高いです。そんな高い治療費ですが、アメリカでは保険に入ったり、保険に入らなかったりして、個人で対処しています。
アメリカと日本では根本的な考え方が違うんですよね。アメリカでは全部、自分で決める。自己責任という考え方。だからこそ、国民皆保険、というのがなかなか根付かないんですよね。
というわけで、アメリカの歯医者さんの紹介でした。
おまけ:知っておくと役にたつかもしれない歯医者さんの用語
- turn towards me こっちに顔(口)を向けて
- tender 痛み
- cavity 虫歯
- night guard ナイトガード(夜寝る時に歯ぎしりを防ぐマウスピース)
- turn away あっち向いて
- go ahead and close 口を閉じて
- tartar: dental plaque 歯垢
- stain 黄ばみ
ランキングに参加していますので、↓ をクリックしてもらえると嬉しいです!