息子(4歳児)と2人きりでの留守番。
彼は1人、レゴで遊んでいました。
こうかな、ああかな、こうじゃないな、と試行錯誤して、飛行機やら、ヘリコプターやら、トリケラトプスなど、色々な物を作っていたのです。
かたや、私はどんなニワトリ小屋を作るべきか、スマホで調べていました。
こんなのもいいな、あんなのもいいな。
気に入ったのが、 下にタイヤがついたニワトリ小屋。
小屋の場所を動かせるのです!
値段を調べてみると、2000ドル。。。。20万円。
うーん、どうひっくり返っても、ニワトリ小屋に使う金額ではありません。
ニワトリビジネスでも始めるなら別でしょうが。。。
自分で作るしかないか。。。
という様なことを調べていたら、あっという間に45分が経過。
あれ?息子が45分も1人でもくもくと遊んでいる????
その時に思ったのです。
これぞ自分が想像していた子育てではないか!
子育てを始める前に想像していた子育て!
それぞれが好きなことをやって過ごす時間!
息子は私が介入せずとも、1人で遊べるようになっていたのです。
ここまで来るのに4年。
今までは、1人で遊ぼうとはせず。
お父さん、これやって、と詳しく指示を出してきていた息子。
トーマスで遊ぼう、と言ってきては、トーマスのセリフさえも指示する息子。
お父さん「なんだなんだ」って言って、と。
トーマスを持った私が、棒読みで「なんだなんだ」と言うと
「もっと驚いて!」と細かく指示出しする息子。
もう辛い。自分の好きなことをさせてくれ!と思っていたのだけれど。
気づいたら45分間も1人で遊んでいた息子。
そんな時ふと思ったんです。
今まで息子と遊んであげていると思っていたけれど
実は、今まで私が遊んでもらっていたのだ、と。
ニワトリ小屋について心置きなくリサーチできた満足感と、45分間も息子に放って置かれた寂しさ。
もちろんその後には、息子に追いかけっこをさせられ、心身ともにヘトヘトに。
でも、息子に遊んでもらえるのも、もう後わずかなのかもしれない。
そんなことを考えてしまいました。
理想の育児、を目の当たりにした途端、寂しさを感じてしまう自分。
人間ってわがままな生き物だな、って思います。