軽い気持ちで日本の友達から引き受けた転送業務。

まさかここまで大変だとは思ってもいませんでした。

ポートランド郊外、シアトル郊外、バンクーバー・キャマスWAにて巣鴨アドバンススクール(学習塾)とビーバートンにて巣鴨キッズ(幼稚園)を運営しています、みとのやです。

転送業務

日本に住んでいる友人から、とあるものを転送してほしい、と連絡が入りました。

グローバル化した社会ではありますが、日本では購入できない商品があるんですね。

アメリカの住所でしか受け取れない商品というのが存在します。

日本に送ってもらえない場合は、アメリカの住所に一度送って、それを日本に送るわけです。

これを「転送」って言います。

オレゴン州は消費税がない州ですので、オンラインで購入しても消費税がかかりません。

消費税がかからないので、コストが安く抑えられます。

オレゴンにはたくさんの転送業者があるんですね。

周りでも転送業やってる人が多くて。

転送業なんて荷物を引き取って、転送するだけでしょ。

そんなの簡単だよ!ってことで友人のリクエストを軽く引き受けました。

それが全ての始まりだったことも知らずに。。。。

どんな仕事も簡単な仕事なんてないんだな、と改めて思いました。

転送業のみなさま、心からお詫びいたします。

ロボット到着

友人が発注して、ロボットが我が家に届きました。

これが届いてみて分かったことですが、24キロもあるんです。

持ち方を誤ると腰をやってしまいそうです。

こんなに大きい物が家にあっても困るから、出来るだけ早く送ろうと思いました。

まず向かったのは、近くの郵便局。

郵便局は郵送料が低いので。

「行ってみたら、これは大きなバッテリーも入っているわね。うちでは取り扱えないわ。。。」と受付の方に言われました。

がーん。。。

というわけで、24キロの大きい荷物を持って移動です。

次は値段は高めですが、迅速なFedexへ。

さすがにfedexなら大丈夫だろう。

軽い気持ちでfedexに持って行きました。

重いものを運ぶ時は、お店にあるカートを借りましょう。

そしてやはり同じことを言われてしまいました。

ロボットのバッテリーが大きいから、Dangerous Goodsを扱うところに行ってくれ、とメモを渡されました。

dangerous goods service departmentってあるようです。

最初は冗談で言ってるのかと思いましたが。

本当にあるようです。

仕方がないので、仕切り直しです。

さすがに24キロの荷物を運んで移動しているのも疲れてきます。

ただ、ここらへんにいる時は、まだまだ余裕がありました。

次に向かったのが、lake oswegoにある配送センター。

まだ笑顔でいられていますね。

さすがにここなら送れるだろうって思っていました。

やっとの事で運んで、行列の中、待つこと20分。

自分の番になったら、こう言われました。

「バッテリーが入っているのか。そうしたら、dangerous goodsの人に問い合わせてくれ」と。

「電話番号は、ウェブサイトを調べたら、わかるから!」と。

えぇ、ここがdangerous goods departmentなんじゃないの???

前のお店の人!

なんて無責任な!!!

しかも電話番号、ウェブで調べろって?

アメリカのサービスって素敵だなって思いました。

どこまでもお客さん負担なんです。

ウェブで調べてdangerous goodsの人に問い合わせました。

音声案内をくぐって、やっと部門につながりました。

すると「営業時間は平日の8時から5時です。週末はお休みです」との案内が。

チーン。

またこの24キロを運ぶのか。。。

というわけで、一度家に持ち帰りです。

電話

平日になって、fedexに電話をしました。

ハイテクのようでハイテクでない音声入力です。

電話「何をご利用ですか?何をご利用か言ってください。」

私「sending dangerous goods!」

電話「何をご利用ですか?何をご利用か言ってください。」

私「sending dangerous goods!」

電話「申し訳ございません、何をご利用か言ってください。」

私「dangerous goods!!!!」

なかなか聞き取ってくれない音声入力。

音声はやめてくれ!番号入力にしてくれ!と思いました。

そして、やっと生身の人間につながりました。

状況を説明しました。

そうしたら、こう教えてくれました。

「dangerous good packer」が必要だから、それはfedex以外の第三者機関にお願いしてくれ、と。

危険物をパックしたのをfedexに持っていかないといけないそうです。。。

まじっすか。。。

第三者機関って、また降り出しか。。。

Dangerous goods packer

気を取り直して次に、Googleで調べました。

dangerous goods portland oregonで検索。

すると、パックしてくれる業者さんのサイトを見つけました。

掲載されている電話番号がありました。

503-224-****

↑ に電話しました。

事情を説明しました。

電話「そういうことならdangerous goods 担当の人は今はバケーション中だ。戻って来る頃に電話してくれ。」

私「え?いつ戻ってくるのですか?」

電話「知らない。。。」

私「え?いつ戻ってくるか調べてよ」

他の人に聞いている様子。

電話「8月の最初からバケーションらしいよ。」

私「で、いつ戻ってくるの?」

電話「知らない。。。。わかった、その人のメールアドレスあげるから、そこにメールしてみなよ。」

メールしてみなよ?君は会社の人ではないのでしょうか?あなたが、その人に伝えればいいことなのでは?と思いつつ。

私「わかりました。とりあえずメールアドレス教えてください。」

メールを打ちました。

「これこれこうで、日本にロボットを送りたいのです。パックについて見積もりください」

メールを書き終え、送信ボタンを押しました。

するとメールが自動返信で来ました。

「ただ今、仕事はオフのため、お急ぎの方は、こちらの電話番号におかけください。」

503-224-****

さっき電話した番号でした。。。振り出しに戻りました。。。

まとめ

こんな感じです。アメリカの顧客対応なんて。

分かってはいましたが、窓口で24キロの荷物を運びながらやられるとこたえましたね。

その後には、追い討ちをかけるように、電話でも同じような顧客対応。

日本にロボットを送れ大作戦は現在進行中!

こんなネタを提供してくれた友人に感謝してもしきれないですね!

カウンターで食べるめちゃくちゃ高いお寿司でも奢ってもらいます!笑

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