さて、今回は家族や自分のダメ出しをする日本人と題してお伝えいたします。

ポートランド郊外、シアトル郊外、バンクーバー・キャマスWAにて巣鴨アドバンススクール(学習塾)とビーバートンにて巣鴨キッズ(幼稚園)を運営しています、みとのやです。

アメリカと日本の文化や価値観を比べるシリーズの第5回目です。

家族のダメ出し

日本人って、家族のダメ出ししますよね。

それはお決まりなんでしょうか、というくらいダメ出しをする。

うちの子なんてどうしようもなくて、とか。

お子さんしっかりしていますね、とか言われても、いえいえいえ、家では全然!。

とか言っちゃいますよね。

まるで志村けんさんのコントのように、予測可能な、同じようなやりとりが延々と繰り広げられます。

またはご主人や奥さんのダメ出しも多いのが日本人。

「うちの妻はどうしようもないよ。」

「うちの旦那なんて最低よ。」

もう本当に、日本人の方々は家族のダメ出しが趣味なのでしょうか。

家族のダメネタでも集めて、それを見ながら微笑んでいるのでしょうか。

自分もダメ出し

でも、家族のダメ出しに限らず、自分のダメ出しも好きですよね。

私なんか。。。

どうせ。。。

めっそうもございません。

なんですかね。

めっそうってなんでしょうね。。。

チコちゃんに聞いてみたいですよね。

ぼーっとしてんじゃねぇよ!って言われそうですね。

家族もダメ出し、自分もダメ出し。

もう本当に全部が全部ダメ出し。

ダメ出しばかりしてないで、ゴミ出してきてよ!とでもいってしまいたくなるくらい、ダメ出しが多い。

人が人を大事にする、とは

私自身がやりたいことに掲げている「人が人を大事にする社会の構築」ってのがありますが。

なんか大風呂敷を広げているように思われることが多々あります。

まるで「私:みとのや」が「他人」を大事にする社会と受け取られがちです。

いえいえ、そんなレベルの話ではありません。

「人が人を大事にする社会の構築」とは、まず「自分」が「自分」を大事にするってことなんです。

そこからスタートなんですよね。

別にダメ出しして、パフォーマンス上がるならいいですよ。

充実感あふれるダメ出しならね。

いやぁ、今日もダメ出しできて、なんか充実した1日だったな!

それならいいですよ。

飲み会で奥さんのダメ出しとか。

お茶会で旦那さんのダメ出しとか。

それでストレス発散して、今日も頑張ろう!ってなれるのならね。

でもそのダメ出しが、進みすぎて、最後は自分に向かってしまう。

自分なんて、と始まってしまう。

自分なんか、とはじまってしまう。

めっそうもございません、と意味もわからず言ってしまう。

これでは、自分が自分を大事にしていることにはならないですよね。

自分が自分を大事にする

勘違いしないで欲しいのですが。

自分が自分を大事にするとは、ソファでポテチでも食べながら、SNSをいじることではありません。

省エネになるということではありません。

楽をするってことではありません。

本当に自分を大事にすると言うのは、自分のポテンシャルをフル活用する、省エネの逆をいくってことです。

本来使える力を発揮する人生。

それこそ自分を大事にしていることになります。

自分の持てる力をフルに発揮する。

そんな人生、充実そのものではないでしょうか。

ダメ出しなんかしている場合じゃないんですよ。

せめてゴミ出しにとどめてください。

いいですか、日本人の皆さん。

アメリカ人を見習えとは言いませんよ。

アメリカ人みたいに、全くダメ出しせず、反省しないのもどうかと思うわけで。

(もちろん、アメリカ人と言っても色々な方がいるのは承知の上で)

彼らは平気でこう言いますよ。

「うちの子を誇りに思っています、なぜなら彼は妹を可愛がってあげるから」とか。

「うちのお母さんは、世界一料理が得意!」とかね。

そこらへんのレストランの名前もこんなんばっかり。

「Best Teriyaki」

「No.1 Sushi」

いやいや、ベストってんなわけあるかい!と。

No.1って何を根拠に?と。

ミシュランに認められたんかい!と。

でもね。

ツッコミ満載で、アホなようですけどね、日本人の方々もこの姿勢だけは見習いましょう。

根拠がなくても、自己肯定感がバリバリ高いアメリカ人の姿勢を。

ミシュランから認められていなくても、No.1をうたう、その度胸を。

家族や自分のダメ出しを少しだけ控えて、その代わりに、家族と自分を認めてあげること。

根拠なくたって良いの!

周りの評価なんか、どうでも良いの!

私よく頑張ってる、って自分に言ってあげてください。

今日も一日よく頑張ったって。

妻も頑張ってる。

旦那も頑張ってる。

誰が認めてくれなくても、私が認める!

まずは小さいことからでいいのでね。

でも、そのためには、本当に自らを大事にするためには、心の持ちようでは不十分なんですよね。

自分の身の回りの環境を整えてあげることが、自分を大事にする上で、大切になってくるんですよね。

環境さえ整えば、どんどん自分の力を発揮していく方向に行くと思います。

でも、長くなるので、そんな話はまた今度。

そんなわけで、私も自分で自分を認めてあげようと思います。

こちらのブログの月曜更新、またできなかったけど、他の曜日に更新できたってね。

できないことよりも、できることを意識していきましょう。

アメリカから見た日本シリーズ ↓