みなさん、春休みも終わりを迎えました。

お元気でしょうか。

2月ごろからでしょうか、いまいち息子や妻の体調が戻らず。

2人が交互に体調を崩して、色々な予定はキャンセル。

今となっては二人とも体調も戻っているのですが、春に宿泊予定だった予定もキャンセル。

また、このブログを更新できないのも、常に体調の悪い家族がいて、一人の時間が持てないことを言い訳にしている自分がいます。

普段は家族から様々な恩恵を受けているにもかかわらず。

他者に責任をなすりつけるのにかけては天才的です。

映画:CODA

CODAという映画はご存知でしょうか。

2022年にアカデミー賞の作品賞を受賞した作品です。

アップルTVプラスというサブスクでもみれますが、Amazonでも見れますね。

とにかくアカデミー賞をとった作品。

どうして今まで見なかったのが不思議なのですが。

この春休みに見る機会がありまして、見ましたよ。

まずは予告を見てみましょう。

動画:予告編(日本語字幕版)

こちらの作品、王道をいく作品。

テーマとしては家族愛です。

もう本当によくある映画のテーマ。

お涙頂戴テーマであります。

こちらの映画の解説は色々なところでなされているのでね。

どういうところが感動的だったのか、とかね。

私は、別の切り口で紹介したいと思います。

映画のあらすじ

私たちは、本当によく責任を他者に押し付けることがあります。

私でいうなら、家族の体調不良で外泊の予定がことごとくキャンセルされたこの数ヶ月でしょうか。

または、一人の時間が持てずに、なかなか更新できていないブログのことでしょうか。

私自身も、何かと家族の責任にして、現実逃避をしてしまいます。

この映画は、そんな家族という足枷を持った一人の少女の話。

彼女は、高校生。

そして、彼女の両親とお兄さんは、耳が聞こえません。

彼女は生まれながらにして、耳の聞こえない家族の通訳者となりました。

小学校の頃から、耳の聞こえない家族の代わりにレストランでビールを頼んであげたり。

もちろん、家族は和気あいあいとして、仲睦まじい様子。

時には喧嘩し罵り合うも、家族は仲良くやっています。

そんな家族に事件が起きます。

少女はコーラス部に入ることになり、才能を見出され、家族と離れ、音大に行くという選択肢が目の前に出てくるのです。

それを引き止めようとする家族。

家族は、彼女の通訳なしには生活が成り立ちません。

ただでさえ薄給の漁業生活です。

お父さんは娘にこう言います。

「お前も大事な家族の一員だろ」

しかし、少女は訴えます。

「私はいつまでもあなたたちのために通訳をやってられないの!」と。

家から出て、家族と離れてやりたいことを突き進む。

でも、彼女は同時に怖くもあった。

今まで慣れ親しんだ家族という土台を離れて、自分だけの人生を歩むことに。

悩んだ挙句、家族にも迷惑をかけるし、と彼女は音大に行かないことに決めるのです。

表向きは、家族のために、と言ってはいるが、それは挑戦への怖さでもあった。

そして、迎えたコーラス部の発表会。

もちろん家族も発表会に来るのですが、彼らに少女の歌声は聞こえません。

聞こえないので、その歌声の良さも全くわかりません。

娘が舞台で歌っているのに、観客席ではお父さんお母さんが手話で今晩の夕食の話もしたりしています。

そんな時に、お父さんは気づくんですね。

周りのお客さんたちが嬉しそうにリズムをとっていることに。

周りの笑顔に。

周りの人が涙をこぼしていることに。

娘の声が多くの人に感動を与えていることに。

そこでお父さんは考えるわけです。

彼女の人生なのに、自分たちが足枷になっていいのだろうか、と。

生活のためとはいえ、彼女の人生を犠牲にしていいのか、と。

コーラス部の発表会が終わり、家に帰ると、父と娘は2人で夜空の下で話し合うのです。

お父さんはこう言いました。

「どうして夜空の星はここ(陸)で見るより、海で見た方が綺麗なのだろう」と。

私はこのセリフが大好きです。

星って何を意味しているのかな、とか。

海って何を指しているのかな、とか。

いい映画ってこういうのが散りばめられているんですよね。

あまり色々と書いちゃうとネタバレになるので、あらすじを追うのはここらへんまでにしておきます。

まとめ

冒頭のですね、私が最近どこにも行けてないことを家族の責任にしていることなんですけどね。

別に家族の責任じゃないんですよね、本当は。

ただ私がどこにも一人で行く勇気がないだけ。

ブログだってそう。

いくら体調不良の息子が家にいる時間が長かったからってブログを書けないわけではないのですからね。

家族の責任にしている限りは、私は責任を負わなくていいのですからね。

私たちは、ふとすると他者の責任にしがちです。

親が悪い。

環境が悪い。

子供が悪い。

でも、よーく考えると、本当にそうなんでしょうか。

本当に誰かの責任なのでしょうか。

自分の心の声に耳をすましてみましょう。

本当は、自分の中にこそ、本当の責任者がいるのではないでしょうか。

そんなことを考えさせられたCODAという映画。

これも外泊がキャンセルされたらから、見れた映画なのですよね。

家族のおかげで見れた映画なのです。

とにかく、この映画、本当に見て良かったので、一人でも多くの人に見てもらえたらな、と思っています。

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