何度も何度も、つぶらな瞳をした息子に言われます。「お父さん、どうしてうちにはゲーム機がないの」と。

今回は、どうやって息子にゲーム(iPadにソフトをダウンロード)を与えるに至ったかをお伝えいたします。

ポートランド郊外、シアトル郊外、バンクーバー・キャマスWAにて巣鴨アドバンススクール(学習塾)とビーバートンにて巣鴨キッズ(幼稚園)を運営しています、みとのやです。

我が家のゲーム事情

まず、簡単に親のゲーム歴をお伝えいたします。

私は、小学生の時にファミコンを買ってもらい、高学年ではスーパーファミコンを買ってもらい、中学生の時にはプレイステーションを買ってもらいました。

なんの苦労もなく買ってもらいました。

マリオブラザーズでは、マリオがジャンプするたびに腰を上げました。

マリオカートではコーナーを切るたびに体を左右にゆらしました。

ドラクエVでは、体を動かさなくてもゲームがクリアできることを学びました。

そんなゲーム歴です。

そんな私が、息子のゲーム機購入を拒む理由がありません。

いや、むしろ自分のために買いたい。

息子のため!と良い顔をしながら、本当は自分のためにゲーム機を買いたい。

息子も妻も寝静まった夜中に一人で「ゼルダの伝説」をやってみたい!

しかし、そんな妄想は妻に一蹴されます。

そんな時間ないでしょ!と。

本当にその通りでして。

私の人生において、ゲームより健康が優先されている昨今なのです。

ちなみにこのブログもそうです。

ゲームやるなら、ブログでくだらないことを書いておきたいお年頃なのです。

一方、妻のゲーム歴ですが、妻は高校生の時、アルバイトでためたお金でプレステを購入。

ついに手に入れたゲーム機でしたが、ドラクエVIIを何時間もかけてクリアして、虚無感に襲われたようです。

一体、このゲームに費やした時間はなんだったのか、と。

私は思います。妻がゲームを好きになれなかったのは、腰を上げたり体を横に揺らさずに、いきなりドラクエから始めたからなのでは、と。

まぁ、そんな対照的なゲーム歴のある夫婦です。

ゲーム機購入に賛成な私と反対な妻。

そのため、今までは家ではゲームは無しでした。

ゲームが限定されているから算数ゲームが楽しい

ゲームを禁止にして良かったことはいくつかあるのですが、想定外のが1つ。

それは、現地校のシンプルな算数ゲームを楽しんで取り組む息子の姿です。

家で息子がゲームをする機会というのは、限られています。

そのためか、学校から提供されている算数用ゲームソフトは楽しんで進めているようです。

日頃から刺激的なゲームをやっている子にとっては、学校から提供される算数ゲームなんて、あまりゲーム的ではないのでしょうけど。

息子にとっては十分刺激的だそうで。

これは予想していなかった良い点でした。

日頃ゲームをしていないと、算数ゲームも十分に楽しいようです。

時はきた

ただですね。

息子も大きくなってきていてですね。

周りの友達がゲームの話をするようになってきたのです。

そんな時に、なかなか話に入っていけない息子。

家では「どうしてうちにはゲーム機がないの」と息子に言われるわけです。

「よそはよそ、うちはうち。」

そんな決まり文句もどこへやら。

少しずつ親の信念が揺らいできました。

どうしたものか、と妻とも話し合いまして。

ゲーム機購入ではないけれど、iPadにゲームソフト「マインクラフト」をダウンロードするくらいならいいのでは、ということに。

というわけで、ゲーム機購入ではありませんが、ついにポケモンGO以外のゲームが解禁されることになりました。

ちなみにマインクラフト(マイクラ)とは、ブロックで建物などを作っていくのだとか。

いいじゃないですか。

どんどん作っていきな、と。

何かを作り上げるゲームだなんて。

教育的な。

そして、息子がiPadにマイクラをダウンロードする上での条件をつけます。ただで、とはなりません。

iPadにゲーム(マインクラフト)をダウンロードするのなら、1日1時間のスクリーンタイム(テレビを含む)をしっかり守れるところを見せてくれたら、ということで、まずは1週間の様子見です。

ここ最近、何やらこっそりスクリーンタイムの制限を守っていなかったのでね。

息子も、紙を張り出して、しっかりスクリーンタイムを守れるところを見せつけてきます。

こういうところは自己主張の強いアメリカンです。

そして、スクリーンタイムを守って1週間、ついに息子が待ちに待った日が来ました。

なんだか嬉しそうです。

「ついに夢が叶う。」

そんなことを言わせてしまい、ちょっと親として申し訳ない気持ちになりつつ。

ゲームのダウンロード費用は700円。

息子から700円をもらいます。

そうです、ゲームは彼の自腹です。

息子のお金で買わせました。

私みたいになんでも買い与えられるよりも、自腹の方が、ありがたみも大きいと思うのです。

ダウンロード完了。

ゲームスタート。

嬉しそうにやっています。

ただ、予想外なことが。

ゲーム中、ドカ!とかボコ!とか、なんだか嫌な効果音が流れてくるのです。

そして、息子の声が大きくなり、「死ね!」とか「殺された!」とか言っています。

なんだか私たちが想像していたマイクラとは違うゲームのような気がするのですが。。。

もっと教育的な、街づくりのようなゲームを想像していたのですが。

なんでもマイクラには、もう一つのモード、サバイバルゲームモードというものがあるようです。

迫ってくる敵をやっつけるモードだとか。

うーん、ゲーム解禁とはこういうことか。

親のコントロールが効かなくなるってこういうことか、と改めて思った次第です。