紅組と白組で対決!と息子は、鼻息を荒くし。

朝から陣取り合戦よ!と妻も鼻息を荒くし。

私はどこか冷めた目で運動会を迎えようとしていました。

ポートランド郊外、シアトル郊外、バンクーバー・キャマスWAにて巣鴨アドバンススクール(学習塾)とビーバートンにて巣鴨キッズ(幼稚園)を運営しています、みとのやです。

先日、ポートランド日本人学校にて数年ぶりに運動会が行われました。

私自身、イベント系はあまり好きではなくてですね。

思い返すと、小学校の頃から、運動会とか合唱コンクールとか、どこか斜めに見ていた自分がいました。

「なに盛りあがっちゃってるの?」と。

そんな自分がいたので、今回の運動会も、大して乗り気ではなかったんですよね。

そこに鼻息を荒くした妻が。

「朝の7時からテントを立てて場所取りしていいみたいだよ!」と。

彼女が何を言っているのか、少し解説が必要でしょう。

運動会とは、子供が運動をするわけですが、大人は観客となるわけです。

つまり、どこの場所から運動会を見るのかが大事になります。

できることなら「いい場所」から子供の運動会を見守りたい、と。

「いい場所」からカメラのシャッターを切りたい。

そこで行われるのは、親同士の仁義なき陣取り合戦です。

できるだけいい場所に陣を確保。

親が確保すべきなのは、陸上トラック周りの最前列。

一方、日本人学校からはこんな通知が。

「前夜からの場所取りは禁止」と。

運動会を冷めた目で見る私からしたら、前夜から陣取りって信じられないわけです。

え?前日の夜から陣とる人が過去に存在したの?存在しなかったら禁止にしないよね?と。

というわけで、できるだけ最前列から運動会を見たい気持ちに理解を示しつつ、全くもって朝からの陣取りをする気にならず。

でも、妻にこう言われました。

「運動会のために早起きして陣取りなんて、ブログネタにもなるでしょ!」と。

ブログネタになるでしょ、と言われると弱い私。

いいように妻の手のひらで転がされています。

そうか、早起きして陣取り合戦したらいいブログネタになるか、と。

そのため、運動会当日は、早起きすることを決意。

運動会当日

妻はお弁当を作るために4時30分起き。

息子の好物であるトンカツと唐揚げをあげて。

運動会と言ったら、卵焼きと唐揚げだそうです。

私も早起きしましたが、やはりそこまで固くない決意の私は、7時からの陣取り合戦は間に合わないと判断。

少しくらい遅れても大丈夫でしょ、と。

結局、息子も一緒に8時ごろに日本人学校に到着。

するとどうでしょう。

もう陣取り合戦は終わりを告げていました。

まるで全ての熱戦が終わった後の国立競技場。

陸上トラックの周りに所狭しと並べられたテント(キャノピー)たちが私たちを囲んでいました。

他のお父さんたちは、椅子に座って談笑していました。

それは勝者の笑み!

朝からやり切った笑み!

負けた。。。

私は膝をついてうなだれました。

「8時ごろの到着でも大丈夫でしょ」と思っていた自分をなぐりたい。

8時には陸上トラックの周りは全て埋まっていたのでした。

というわけで、陸上トラックからは少し離れたところに場所をとることに。

8時ではなく、陣取り開始の7時に来ていたら、一体何があったのだろう。

良い大人たちが揃って「よーいどん」で陣取りをしていたのだろうか。

「お前フライングするんじゃねぇよ!」と罵声が飛び交っていたのでしょうか。

てめえ!と胸ぐらを掴み合ってたのでしょうか。

あぁ、どうして私は7時の陣取り合戦に参加しなかったのか。

中途半端な自分。

悔やんでも悔やみきれません。

次回こそ、早朝からの陣取り合戦に参加する。。。。かもしれません。

少なくとも中途半端な8時到着だけはもう2度とするまい、と心に決めた運動会でした。

ちなみに運動会は、大変素晴らしいエンタメでした。

子供達の真剣な姿は最高に盛り上がり。

先生たちをはじめ、職員の方々のおかげで最高の楽しめた土曜日でした。

本当にお疲れ様でした。