家のクーラー(AC)のメンテナンスを業者さんに頼んだ時の話、いえ、正確にはその頼む前の話です。

アメリカあるあるかと思いますので、アメリカ在住の皆さんもご覚悟を。

ポートランド郊外、シアトル郊外、バンクーバー・キャマスWAにて巣鴨アドバンススクール(学習塾)とビーバートンにて巣鴨キッズ(幼稚園)を運営しています、みとのやです。

皆さんの家には、クーラー(AC)はついていますでしょうか。

オレゴン州にあるわが家にもついているんです。

そんな話をすると、日本にお住まいの方々はびっくりしますね。

え?クーラーがあるってもはやどの家庭も当たり前なのでは?と。

しかし、こちらオレゴン州では、そうでもないんですよね。

なぜならオレゴンは涼しいので。

夏の避暑地としてもオレゴン州は人気なのです。

ただここ最近は温暖化のせいで、そんな避暑地でさえ、暑くなっています。

毎年のように熱波が襲うようになりました。

最高気温の記録を塗り替えていきますね。

本当に地球はどうなっていくのか。

人類はこの地球を大切にできるのか。

私たちに問われているような気がします。

ま、そんなNHKスペシャル的な話ではありませんでした。

アメリカの業者さんの話でした。

業者さんへ問い合わせ

そろそろ、この家に引っ越してきて1年。

クーラー(AC)のメンテナンスチェックでもしてもらわないと、と。

私は早速、前の家のオーナーから紹介された業者(〇〇クーラー(仮))に問い合わせました。

しかし、2回ウェブから問い合わせても、返事すら返ってきません。

前の家のオーナーからの紹介でなければ、別に気にせず他の業者さんにお願いするのですが。。。

返事すら返ってこないので、〇〇クーラーさんに電話してみました。

1度目は留守電。

返事なし。

2度目。

やっと人が電話に出てきました。

私は恐る恐る聞きました。

私「あのー問い合わせを何度かして、留守電にもメッセージを残した者ですが。。。。」

〇〇クーラー「どのような要件でしょうか?」

え?お詫びとかないの?

そうです、アメリカはお詫びをしない文化。

自分の非を認めない文化なのです。

別に問い合わせに返信してなかろうが、留守電を聞いてなかろうが、お詫びをしない。

ビビリな私がこんなこと言われた日には

「も、も、申し訳ありません!」とどもりつつお詫びしますけどね。

私はアメリカの現実を目の当たりにしつつ要件を述べました。

私「ええっとですね、ACのメンテナンスをお願いしたくて。。。」

〇〇クーラー「かしこまりました。メンテナンスですと、$150になります。ファーネスのメンテナンスも含めると$310です。詳しくはPDFの資料をお送りします。」

と言われたので、いきなり料金ですか?と思いつつも日程を調整しました。

メンテナンスは木曜日の朝9時から11時の枠に決まりました。

私も早速スマホのカレンダーに入力しました。

一つ気になっていたのは、PDFを送ると言っていたのに、私のメールボックスには何も届かなかったこと。

木曜日

木曜日の朝がきました。。。。

9時から11時の間に業者さんは来るはずです。

9時です。ま、アメリカだし時間通りに来ることもないしね。

10時です。まだ来ないのか。。。。

11時です。これは午後に平気な顔してくるパターンかな。。。

ひろしです。ってそれは違う、と思う40代。

結局午後になっても誰もくる気配なし。

あれ?おかしいな。ということで、業者さんに電話。

あのー今朝の9時にメンテナンスアポのあった者ですが、誰も来ていません。

〇〇クーラー「え?アポの日時にまだ誰もきていない?少々お待ちください。」

少しは焦ってくれていることに安心しつつ、はぁ、これだからアメリカは疲れるぜ。。。とぼやいていました。

〇〇クーラー「ハロー」

私「はい」

〇〇クーラー「こちらのシステムですとお客さんのメンテナンスのアポは木曜日ではなく、来週の月曜日となっておりますね。」

私「え?」

いやいやいや!

いやいやいや!

それはない!

スケジュール管理とか苦手な自分だけど、よく曜日を間違えちゃう自分だけど、それはない!

だってスマホに今日って入力されているから!

私は冷静に返答。

「月曜日の朝は予定が入っているので、その日にアポを入れるはずはありません。木曜日のはずです。」

〇〇クーラー「そうでしたかー、でも、こちらでは月曜日となっております。」

メールで日程もらわなかったし。このまま押し合っていても何も生まれない。。。

〇〇クーラー「どうしましょうか」

どうしましょう?それはお前の仕事ではないのか?と思いつつ、ここはアメリカだったと再確認。

私「そうしたら、何かの手違いなのでしょう。今日は無理なのですよね?では来週の木曜日はどうですか?」

なんでこっちが逆オファーをしなければいけないのか。。。

業者「来週の木曜日なら空いています。では同じ時間で。」

一応日時を確認しておかなければ。。。

私「来週の◯月◯日木曜日の9時でいいですね?」

業者「はい、その日時で」

こそあど言葉で済ますな!と思いつつ

一度でいいから復唱しろや!と思いつつ。

私「あと、PDFの資料を送ると言われていましたが、まだ届いていません。送ってもらえますか?」

〇〇クーラー「もちろんです」

1週間後の木曜日

というわけで、不安になりつつ1週間後の木曜日が来ました。

もちろん、メールで送られてくるPDFは届いていません。

9時です。ま、来ませんよね。。。それは想定内です。

10時です。ま、11時までにくれば良しとしましょう。

11時です。なんで?

ひろしです。

結局、業者さんは来ませんでした。

というわけで、私はもう見切りをつけました。

他の業者さんにしよう、とウェブで探すことに。

いくら前の家のオーナーから紹介された業者だったから、とは言え、すっぽかされた業者を信じた自分が悪い。。。。

私は自分の判断の甘さを恥じました。

月曜日

2度目のアポをすっぽかされた木曜日の次の月曜日。

朝9時です。

誰かが家のドアをノックしています。

何度もノックしています。

私は在宅ではありましたが、どうせ勧誘でしょ、と相手にしませんでした。

ノックは終わりを告げ、静寂が戻りました。

そして、ドアにメモが挟まれていました。

◯◯クーラー、と。

おい!

◯◯クーラーが来たってこと?

2回も木曜日のアポをすっぽかして、結局来たのは月曜日!?

2回目も月曜日になってたの?

「どんだけー」

ってついIKKOさんの決まり文句が出てきた40代ですよ。

そんなアメリカの現実を見せつけられてから1ヶ月後でしょうか。

ついに我が家のクーラー(AC)が誤動作をするように。

冷風に設定しても、温風が出てくるのです。

どれだけ設定温度を下げても、温風しか出てきません。

あつい。。。

それはまるでサウナ。

冷風を出したいのに、温風だけが出てくる。

業者め!

〇〇クーラーめ!

私は〇〇クーラーを憎みました。

業者がスケジュールを間違えていなければ。

彼らが間違えて来た月曜日に自分が対応していれば。。。

業者さんへの憎しみなのか、自分への後悔なのか。

そんな時、NHKスペシャルのナレーションが頭をよぎりました。

「私たちは憎しみの連鎖を断ち切ることができるのか。

そんなことを問われているような気がします。」

私は温風を感じながら、様々な感情が込み上げてきたのでした。