今更ですが、2023年を振り返ります。

2023年は家族で不自由を楽しもう、と題して、家族で不自由な状況に身を置いてみました。

映画、ドラマ、読み聞かせ、の不自由3本です。

ポートランド郊外、シアトル郊外、バンクーバー・キャマスWAにて巣鴨アドバンススクール(学習塾)とビーバートンにて巣鴨キッズ(幼稚園)を運営しています、みとのやです。

映画もドラマも、各々が好きなものを好きな時に見れてしまう昨今。

家にはテレビも、パソコンも、タブレットも、携帯も、たくさんの画面があります。

個人個人に制約がなく、自由にみれる。

もう昭和のようにテレビのチャンネルで争うこともありません。

でも、その自由って便利だけど豊かなのかな?と疑問に思っています。

豊かさとは:みちたりて不足がない様子(参照:三省堂国語辞典)

皆が画面を見ていて、皆はみちたりているのかな、と思ってしまう昭和世代なのです。

なので、便利さを減らし、家族で同じコンテンツを楽しむしばりを設けるとどうなるのか。

不便かもしれないけれど、家族での話題が増えて、日々も豊かになるのでは、と。

みちたりるのでは?と思いまして実行してみた2023年でした。

不自由1:映画館で映画をみる

映画のどこが不自由なのか。

映画館に行くまで時間がかかり、ついたらついたで座り続け、途中で何かを飲みに行ったり冷蔵庫を開けられることもなく、2時間をじっと座っていなければいけない。

もちろん、つまらなければ途中退席もありです。

でも、お金を払ったからには、と最後まで見ようと思ってしまいます。

映画って途中でつまらなくても、最後まで見ると満足度は高いんですよね。

アメリカの映画館でしたが、私たちが見たのは日本語の映画が多かったです。

そう、アメリカではいつの間にか、日本の映画が結構見れるようになっているのです。

嬉しすぎます。

  • ⭐️鬼滅の刃
  • マリオブラザーズ
  • ⭐️スズメの戸締り
  • ミッションインポシブル
  • ⭐️スラムダンク
  • ⭐️君たちはどう生きるか
  • ⭐️ゴジラマイナスワン

7作品中5作品は日本語⭐️でした。

映画自体ももちろん大満足だったのですが、家族で色々とあーだこーだ話し合えたことでさらに満足度は高くなりました。

息子は息子で、君たちはどう生きるかを見た後で、お米って糊(のり)になるんだ、とか。

ナイフでなんでも作れちゃうんだ、とか。

やはり大人が抱く感想とは違うんだな、と再確認できました。

結構な頻度で、つまらなかった!と息子も言いますが、それはそれで家族で共通の話題になります。

大人だったら誰もが知っているゴジラのサントラとかも知るいい機会でしたしね。

行きの時間も、帰りの時間も、全てが良い思い出となります。

これも家族全員が不自由な環境に身をおいて、同じコンテンツを味わったから。

不自由2:家族で同じドラマを見る

さて、映画の他にも、自宅にて家族縛りでドラマをたくさん見た2023年でした。

結果として、家族共通の話題も増えました。

「100万回好きと言えば良かった」から始まり、「どうする家康」「VIVANT」などなど

ドラマで紹介されたハンバーグを作ってみたり、えびすくいを踊ってみたり、誰が別班なのかを推測してみたり。

家族で同じものを見ることで、日常が豊かになるように思えます。

色々とドラマを見ましたが、結局一番家族で盛り上がったのは、「義母と娘のブルース」でした。

これは年始にスペシャルドラマとしてやっていたものですが、Tverで過去のエピソードが見れたので、家族で見ました。

毎回のように私と妻で涙を流し、息子がそれを見て笑う、という。

年々、涙腺が弱くなっているように思います。

ドラマを見ながら、息子は何度も携帯を触ろうとしましたが、それはなし、と伝えて、家族で見るようにしました。

映画館で見る映画よりも、家で見るドラマの方が、家族しばりの難易度が上がりますね。

不自由3:勝手に本を選択して読み聞かせ

映画、ドラマときて、家族で楽しめたのは、息子が寝る前の読み聞かせです。

色々な本を読み聞かせています。

青い鳥文庫しばりで本を選んでいます。

4ヶ月かけて、「少年H」という第二次世界大戦の日本の日常を背景とした本を読み終えました。

上下で800ページ。

少年Hは私の担当だったもので、我ながらよくやった。

仕事からの帰宅が、息子が寝る前であれば毎回10ページ程度音読していきました。

少年Hという戦争ものに興味を持ってくれるかな、と最初は心配していましたが、息子も毎回のように読み聞かせをせがんできました。

当時の商品の金額にびっくりしていたり、戦闘機が迫ってくるシーンでは緊張したり、と息子も色々と考えさせられたようでした。

現在は「窓ぎわのトットちゃん」を読み聞かせています。

こちらは映画化もされた、とのことで、アメリカにまで来てくれるのか、期待しています。

読み聞かせが終わる頃に、アメリカで上映してもらえたら、と密かに願っています。

まとめ

以上、映画、ドラマ、読み聞かせを家族しばりで楽しんだ2023年でしたね。

映画もドラマも作品によっては、息子から「つまらない!」と文句が出てくることもありますが、それはそれで楽しんでいるわが家です。

映画館での家族しばりは楽ですが、自宅で見るドラマの家族しばりは難易度高いです。

むしろ読み聞かせの方が簡単なような気さえします。

2024年もブログと共によろしくどうぞ!