アメリカでは必ず!必ずですよ!最低でも3社から、見積もりをとりましょう。
ポートランド、シアトル、バンクーバーWAにて巣鴨アドバンススクール(学習塾)とビーバートンにて巣鴨キッズ(幼稚園)を運営しています、みとのやです。
今回、我が家の住み心地を良くするべく、屋根裏に断熱材を入れました。
3つの業者さんから見積もりを取りました。
- A社が2152ドル
- B社が1373ドル
- C社が920ドル
結局一番お得なC社に決めたのですが、お値段以上に、真摯な対応が大きかったです。
もうc社の方に会った瞬間に決めていました。あ、C社だな、って。でも値段も聞いてからと思ったら、一番安かった。
1200ドルも見積もりが違うアメリカ。その一部過程をお伝えします。
我が家の問題点
家が1971年築。リノベは1996年。アメリカの家って本当に古い家が多く、皆さんリノベしながら、長く使っています。
夏は暑く、冬は寒い。
当たり前って思うかもしれませんが、本当に家の中が暑い。
日本でいう避暑地みたいな気候のオレゴン州ポートランドですが、クーラーなしではやっていけないほど暑くなるのが我が家。
クーラー使ってないのに、夏の電気代も高い。
一体、我が家の何が問題で何をするべきなのだろうか、と途方に暮れていました。
そんな時に見つけたのが、chinook coupon(参考記事)に掲載されていたとある会社。
Home Energy Auditと言って、家の診断をしてくれるのです。
しかも診断は通常$250するのですが、クーポンで$50に。
有料というところも、私としては嬉しいポイント。
これで無料とかだと、何か他のものを売りたくて、無料なのかな、と思うわけで。
有料ってことは、これ以上お金を払わなくてもいいってわけで。
それもAuditの後にはHome Audit Reportなる家のエネルギー消費の成績表をくれるそうです。
我が家の成績はいかに!?
A社
まず、home energy auditをしてくれたA社。
時間通りに来てくれました。
これ大事で。
アメリカの業者さんは、本当に時間通りには来ません。
Auditのために、職員2人も来てくれて、家の周りを写真を撮りながら、色々と話してくれました。
家の中に上がった時もしっかり靴は脱いでくれました。
こちらから何も言わなかったのに。
そして一通り終わった時に、家の問題と対処法4つABCDをやるといいね、とお勧めしてくれました。
料金としては
- A:断熱材が2000ドル
- B:お湯のヒーター交換が2000ドル
- c:冷暖房のヒートポンプが4000ドル
- D:ソーラーパネルが9000ドル
- 全部で17000ドル。
これらの対処法が我が家がやるべきことらしいです。
おぉ、いくら政府から給付金が振り込まれたからと言っても、そこまでお金の余裕はないぞ、と思いつつ。
Aの断熱材とBのヒーター交換なら興味はあるかな、と伝えると。
「それなら頭金の半額を払ってもらえるかな」と言われました。
私としては、え?今ですか?見積もりとか正式な書面は?となり不信感が。
その場ではお断り。
後日、見積もりを書面で送ってくれることに。
この時点で、私としては、A社はないな、と思っていました。
Home Audit Reportにしても、私が催促してやっと送ってくれた程度。
うーん、家全体をみてくれて、提案をしてくれるという業務自体は素晴らしいのだけれど、なにぶん爪が甘い。
とりあえず、我が家の改善点はわかったことだし、他の業者さんからも見積もりをもらって比べてみよう!と思ったのです。
B社
こちらは電話をしたら、すぐに来てくれました。
「家を見せてもらうから、今日の午後1時にはいけるよ」と。
そして、午後2時30分に来ました。
B社よ、頑張って!と心で思いつつ、これがアメリカの業者だよな、とも。
ヒスパニック系のおじちゃんです。
陽気な感じ。
屋根裏を見せてもらうよ、と言って家に入ってきます。
土足です。
屋根裏はどこから入るの?と言われたので、ここからと伝えると。
屋根裏に上がるためのハシゴはある?と聞かれて、ないよと伝えると、なら持ってくるよ、と。
えぇ!?初めから持ってくるよね、と思いつつ。
その後、屋根裏を見ること10秒でしょうか。
オッケー!見積もりを送るから、またね!お金節約できるよ!と。
陽気なヒスパニック系。
うーん、一体あの10秒で何が判ったのだろうか。
でも、プロなら10秒でわかるのかもしれない。
後日見積もりを見てみると、色々と書いてあって、合計1400ドル。
A社が提案したこととB社の提案とほぼ一緒。
やはりプロが見れば、10秒程度でわかるのか。。。
それにしてもなんでこんなに値段が違うのだ。。。やること一緒なのに。
印象としてはまだA社の方が良いか。
でも値段だけ見たらB社か。。。
とりあえず、もう一社の見積もりを聞いてみよう。
C社
電話対応はよし。
9時には来るよ、と言われていたのですが、アメリカの業者だし、時間通りにはこないだろう、と思ってシャワーを浴びていたら、時間ぴったりに来てびっくり。
我ながら大変失礼なお客さんです。
妻がその業者さんを通してくれたようで、すでに屋根裏を確認。
やはり10秒程度で完了。
シャワーを浴びていてごめんね!と伝えると、問題ないよ!と気さくなおじさんです。
もうこの瞬間にこの会社で決まりだな、って思っていました。
不思議なもので、だいたい第一印象で決まります。
そして、お互いに席について、見積もりについての説明が始まりました。
まず、我が家の現状についての課題。
その後、課題への対処法。
日本出身なの?という話から冗談を交えつつ。
このおじさん営業上手だな、と思っていました。
もうここで決定!と思っていたのですが、ただ値段を聞いておかないとな、と思い。
最後に向こうが提示してきた値段がなんと!
920ドル。
え?本当に?
私は正直ビックリしたのですが、こちらの動揺を相手に伝わらないように冷静を保ちました。
速攻で決めました。
ぜひお願いします、と。
2000ドル程度は覚悟していたのですが。
断熱材を入れて、ガレージのところにダム建てて、エアーシーリングして。
それで920ドル。
うーん、今決めなくていつ決める。
そして、断熱材入れるのは金曜日には都合つくよ、と言われて3日後の金曜日になりました。
その後、契約内容の規約などを伝えられたのですが、もうおじさんで決まりだからいいよ!と思いつつ、最後まで聞きました。
まとめ
アメリカで業者さんに何かを頼むときは、必ずいくつかの業者から見積もりをお願いしましょう。
もう本当にピンからキリまで色々。
お値段も全く違います。
サービスも全く違います。
よくこれで共存できているなって思うくらい。
ちなみに金曜日の断熱材を入れる工事は、90分程度で終了。
おかげさまで家の中は涼しく。。。
と言いたいところですが、今のところ暑い日が来ておらず全く検証できておりません。
また暑い日が来たら、報告したいと思います。