息子のお迎えを忘れていた私は、ダメになったお豆腐をシンクに流し、そしてキッチンシンクの水が流れなくなった、という話の続きです。

ポートランド郊外、シアトル郊外、バンクーバー・キャマスWAにて巣鴨アドバンススクール(学習塾)とビーバートンにて巣鴨キッズ(幼稚園)を運営しています、みとのやです。

背水の陣①液体

キッチンシンクの水が流せない。

もうこれは背水の陣ですよ。

まず考えたのは、シンク下だろうな、と思ったんですよね。

すぐ下にお豆腐が詰まっているのだろう、と。

こんな時に役に立つのは、やっぱりyoutubeですよ。

「kitchen sink clogged」って調べたら、たくさんの解決策が出ていました。

まず最初に試したのは、お酢とベーキングソーダ。

シュワシュワってなって、泡も消えました。

残念ながら、つまりは解消しませんでした。

そりゃそうですよね。

ブログの最初で解決したら、読者は面白くも何ともありません。

次に、近くのお店で買ってきたのは、魔法の液体ですね。

これを使えば、詰まったパイプもすぐ直ります!と言われている代物です。

前にもパイプ詰まりの経験はあり、この液体でなんとかなったのでね、今回も大丈夫だろう、と思ってやってみました。

「液体を入れて15分から30分放置してみる」と書いてあったので15分間放置してみました。

15分後、それでも水は流れません。

ありましたよね。「うんとこしょ、どっこいしょ。それでもカブは抜けません」

ですよね、と思って、もう一度液体を流して、今度は30分間放置してみました。

うんとこしょ、どっこいしょ。やっぱり水は流れません。

背水の陣②P-trap

うん、豆腐ってこの液体では溶けないのかと思いまして、P-trap(ピートラップ)と言われる場所を開けてみました。

素人がこんなパイプを開けて、大丈夫かな、と思ったんですよ。状況は悪化するのでは、と。

ただ背水の陣です。

これ以上、後がないわけですから、状況悪化のリスクを取らないといけません。

もう「背水」ならぬ、「排水」の陣ですよ。

我ながら、うまくダジャレにできたな、と思ったのは私だけでしょうか。

「背水」の陣ではなく、「排水」の陣。

いや、もう背水でも排水でもどっちでもいいから、水よ!流れろ!って何度も叫びましたよ。

無事にピートラップを外しました。

溜まっていたお豆腐っぽいものをどかしてですね。

と言っても大して豆腐は詰まってはいなかったんですけどね。

再度パイプを繋げてみました。

そうしたら、水は少しだけ流れたんですけどね。

ただピートラップのつなぎ目から水が漏れていただけでした。

ちなみに、漏れを防ぐために、新しいつなぎ目を買ったりもしました。

その日だけで、3回くらいお店に通っています。

つまり、詰まりは解消されていないわけですね。

ちなみに、こうやって文字に書いていると、あたかもシンプルに進んでいるようですが、素人ですから、ここまで軽く3時間はかかっているわけですね。

ああじゃない、こうじゃない、と色々と可能性を潰しながら。

背水の陣③スネーク

液体でもダメ、ピートラップでもダメ、そうなると、もうパイプの奥の方に詰まっている、としか思えないんですよね。

そこで登場するのが、こちらの通称スネークと言われている道具。

↓ アマゾンUSA(amazon.com)へのリンクです

これ近くのショップで18ドルで売っていました。

見てくださいよ。これでパイプをほじくるんですよね。

そして、私はこのスネークを使って、やってみました。

パイプの中にスネークを通して、大体3メートル行くと何かに当たったのでね。

あ、これかな、とか思っていたのですよ。

んで、スネークでほじくり返しますよね。

するとスネークは進んでいきました。

あ、これでつっかえていたもの、おそらく豆腐が取れたのかな、って思って。

スネークを召喚します。

そして、またまたジョイントを繋げ直して、ピートラップをはめ直します。

そして水を流すと、ジョイントから漏れる水。

うんとこしょ、どっこいしょ。やっぱり水は流れません。

その後に、スネークを最大6メートル突っ込めるので、やってみました。

こんなに突っ込んで大丈夫かな、って思うくらい突っ込みました。

6メートルもスネーク突っ込んでですよ。

そして、最大限の長さで突っ込んだ後だったのでね、これで大丈夫かな、と思いつつ、またまたスネークを召喚して、ピートラップを付け直して、ジョイントから水が漏れてきて、それをバケツで受け止める、というのをやりました。

うんとこしょ、どっこいしょ。やっぱり水は流れません。

ちなみに、ここまでくるのに5時間かかっていますね。

読者の方々は、ここまで来るのに、1分もかかっていないのでしょうけどね。

そうしたら妻が出先から帰ってきてですよ。

こちらの状況を察するわけですよね。。。。

あ、パイプ直ってないんだっていう哀れみの表情でした。

その後、私は自分で直すのを諦めて、プロの業者に電話するのですが、時は金曜日の午後。

土曜日と日曜日はお休みらしく、次に業者さんが来れるのは火曜日、とのこと。

あぁ、最初から業者さんに電話しておけば!と後悔先に立たず。

あと3日間もキッチンシンクが使えないのか、と上記のプロセスを繰り返しました。

スネークでどうにかなるのでは、と。

でもやっぱり水は流れません。

液体も、ピートラップ外しも、スネークも参戦したのですが。。。

業者さん参上

そして、キッチンシンクが使えない日々で3日間を過ごした後、火曜日の朝に業者さんは来ました。

業者さんが来て、何をするのかな、って思っていましたよ。

お手並み拝見、と。

高みの見物です。

まず業者さんは、パイプの水漏れを直すために、シンクの下をチェック。

私と全く同じことをしていました。

つまりパイプのつなぎ目をつなぎ直す、ということを。

私と同じことをしていたので、あぁ、それは俺もやったんだよな。。。でも水漏れするんだよね、って。

心の中で思っていました。

そうしたら、業者さんはつなぎ目をつなげると、蛇口から水を出してですね。

なんと!水漏れがなくなっていたんですよ。

あっという間に水漏れは直ったんですよ。

本当に一瞬でした。

もうね、鬼滅の刃でいうと、業者さんは柱で、私は鬼殺隊員その1くらいの違いでしたよ。

業者さんは何をしたのか、というと、私とやったことは同じだったんですね。

3つあるジョイントをしっかり閉める、ということ。

でも閉める「順番」が違ったんですよ!

私が1番、2番、3番、って締めていたとしたら、彼は3番、1番、2番っていう締め方だったんですよね。

順番かよ!私は天を仰ぎました。そんなことか!と。

その後、パイプの水漏れを一瞬で直した業者さんは、何やら大きな道具を持って、ハシゴをかけて屋根の上に登って行きました。

あれ?お兄さん、別に屋根を直して欲しいわけではなく。。。

排水管って、地面の中にあるよね、なんて言えません。

彼は柱ですから。私は鬼殺隊員その1ですからね。

彼は屋根にのぼり、何やら電動スネークを屋根から突き出ているパイプの中に入れて行きます。

私は屋根にある一本のパイプってなんのためにあるんだろうって思っていたんですけどね、その時に判明しました。

排水管が詰まった時に、利用するパイプでした。

そこから電動スネークをですね。。。何メートルなんでしょうか。30メートルはあったでしょうか。それ以上あったような。。。

その電動スネークでシャーシャーと排水管を通すこと、5分ですかね。

よし、これでいいかな、と業者さん。

そして、屋根から降りてきて、キッチンに来て、水を流し続けること、5分。

合計30分もかかっていません。

「はい、無事に直ったね!」と業者さん。

えぇ、もう終わり???

えぇ!!!

素人の私は4日間に渡り合計9時間近くを使って、状況を悪化させただけなのに。。。。

この業者さんはわずか30分で全てを直してしまった。

彼は私が4日間9時間も頑張ったことはつゆ知らず。

無事に直ってよかった、と安堵する業者さん。

気になる金額は135ドル。

もう私ね。喜んで135ドルを払いましたよ。

だって、私は9時間かかって直せなかったのですから。

これで、私が何も苦労せずに135ドル請求されていたら、30分でその値段?って不信に思っていたかもしれません。

この世に業者さんがいてくれて本当によかった!と思えた時でした。

まとめ

「排水」の陣として臨んだ、今回のプロセス。

お酢とベーキングソーダから始まり。

液体、ピートラップの外し。

水漏れ。

スネークでの奮闘。

4日間で9時間かけてできることは全てやり。

やっぱり水は流れません。

しかし、最後の最後に、業者さんにお願いしたら、わずか30分の早業。

柱と鬼殺隊員その1の違いをまざまざと見せつけられたかたちでした。

しかし、私は9時間の副産物として、パイプを触ることが怖くなくなりました。

その他のパイプ関係の掃除とか小さな修理は自分でするようになりました。

排水の陣、臨んでよかったな、と思っています。

いや、思わないとやってられないんです!

もっと早く業者さんを呼んでおけば!

それだけが心残り!

最後まで読んでいただきありがとうございました。

もっと早く業者を呼ぶとこうなりました ↓