今回は、息子のお金の話です。
お金は節約しないと!と思いがちですが、同時にお金を使うからこそ良い経験できるよね、という話。
自分と向き合い、お金があるなしではなく、やりたいことをやって、人生の最期を迎えましょう。
ポートランド、シアトル、バンクーバーWAにて巣鴨アドバンススクール(学習塾)とビーバートンにて巣鴨キッズ(幼稚園)を運営しています、みとのやです。
お金の使い方
もう1年以上前の記事になりますが、こんな記事を書きました。
お金なんて、体験に変えましょうって話です。
お金なんて、使ってなんぼですよ、と。
もちろんお金を無駄に使え、ということではありません。
でも節約することばかりに意識が向いて、何か失っていることはないですか。
お金は価値的に使っていきましょう、という話でした。
息子の財産
さて、今回、全財産の74%を使ったのは息子です。
大人の自分でなくてよかった。
私の全財産の8割弱を課金に使った日には、妻から火あぶりの刑にされていることでしょう。
火に炙られながら、ごめんなさい、もうしません!と叫んでいることでしょう。
しかし、息子はまだ小学2年生。
彼の全財産は70ドルでした。
缶のリサイクル、お父さんお母さんのマッサージ、親戚からのお小遣い
以上が息子の収入源です。
そして何ヶ月もかけて、手元にたまった70ドル。
そのうち、52ドルを
ポケモンGoに課金しました。
そうです。
スマホのゲームです。
課金するとコインを購入して、そのコインで色々とアイテムを購入できるとのこと。
最初はデジタルのアイテムに課金だなんて、と思っていましたが、どうせ少額だろうから、子供のうちはどんどん課金してみたら、って思えるように。
あくまでも息子の持っているお金の中でのやりくりですけどね。
そして、息子は課金を続けました。
5ドルから始まり、10ドル、15ドルと。
一度に多く課金すると、コインが多めにもらえることも学びました。
そして、息子はお金とポイントを交換し、色々なアイテムを手にしました。
その結果、ルギア、というレアポケモンをゲットできたようです。
「ルギア、ゲットだぜ!」と息子は嬉しそうです。
私からしたら、ルギアだろうが、自転車のギアだろうが、別に欲しくもなんともないのですが。
私は彼に聞きました。
「どう、自分のお金を使って、手に入れたルギアは?」
私はてっきりお金を使って後悔している、という話を聞けるのかな、と思っていました。
しかし「超嬉しい!」と笑顔で言った息子。
そこに一切、後悔はないようです。
でも、こうも言ってきました。
「モンスターボールは簡単に手に入るから、もうボールに課金しなくてもいいかな」と。
また、そのお金が手元に残っていたら他のアイテム買えたのに。。。と。
ということで、息子にとっては、何に課金するべきで、何には課金しなくていい、という線引きができたようです。
もちろん、残りの金額18ドルとにらめっこしながら、今後も課金していくようです。
とにかく、大きな学びになったようです。
子供のうちですよね。
全財産の8割弱をゲームの課金に使えるのなんて。
お金は貯めるべき?
私はお金は節約ではなく、積極的に経験に使うべきだと考えています。
なぜ節約ではなく積極的に経験に使うべきなのか。
なぜなら、将来のため、老後のため、もし何かあったら、と不安をごまかすためにお金を貯め続けることは、正直簡単だからです。
「とりあえず節約する」ことほど簡単なことはありません。
私自身がそうでした。
まるでポイントを貯めるゲームをしているかのように、貯金を増やすことに生きがいを感じていたのです。
子どもの時も、新社会人の時も。
とにかく通帳を見ては、増えていく数字を喜ばしく眺めていました。
もちろん何かやりたいことがあるとか、買いたいものがあるとか、何かを目標にお金を貯めていくのは大事なことでしょう。
でも、ただ増やしたいから貯める、ただ将来が不安だから貯める、というのはただの思考停止です。
私の周りにもたくさんこういう人がいます。
将来が不安だから節約しないと、と。
しかも、それを85歳の方から聞いたときはびっくりしてしまいました。
85歳でも将来が不安なのか、と。
何だか40の自分が抱いている将来への不安がアホらしく思えてきたのです。
つまり、学生の頃から抱いている将来への不安。
大学合格できるのだろうか。
就職できるのだろうか。
結婚できるのだろうか。
家のローンを返せるのだろうか。
老後は大丈夫だろうか。
こんな不安は姿形を変えて、常に付きまとうのですから。
将来のことばかり考えていても、自分の人生、明日で終わることもあるわけですからね。
人の命には限りがあるのですから。
現状を正しく認識
とは言っても、いつ死ぬのかわからないわけですから。
いますぐに貯金をゼロにするわけにはいきません。
まずは現状把握をしたいと思います。
残りの人生の年数を把握してみましょう。
FinalCountdownというアプリ($2)を試しに購入しました。
自分は、あと何年生きるのか、というカウントダウンをしてくれるアプリです。
同じようなことをしてくれるサイトはあるので、記事の最後の方に紹介しておきます。
運動や睡眠などいくつかの項目を入力。
すると自分の死亡時までのカウントダウンが始まります。
私はあと51年と295日22時間の寿命があるようです。
うーん、こうやってカウントダウンされると結構リアルに死が迫ってきますね。。。
しかもアプリなので、いつでも一瞬でチェックできます。
ウェブサイトだと、毎回入力しないといけないですからね。
2ドルの課金してみて、良かったです。
私の余命はあと51年と仮定しましょう。
51年もあると思うのか、51年しかないと思うのか。
私は、あと51年しかないのか、でした。
おかげさまで優先順位は節約ではないな、とにかくお金を貯めてる場合じゃないなって思えるように。
やりたいことリスト
やりたいこととしては、たくさんあるんですけどね。
ここに一例を。
事業の拡大はもちろんのこと。
一人でも多くの子供に学ぶ楽しさを知ってほしい。
自分の可能性を信じることを伝えたい。
そのためにももっと校舎増やしたい!
小論文クラスのためにもっともっと本を読みたいし。
オリジナルの教材だって作りたい!
ブログも書きたい!読者の方が、お腹を抱えて笑えるような記事を書きたい!
ボルダリングで本物の崖を登ってみたい!
ミッションインポシブルのトムクルーズとまでは行きたくないけど、崖でボルダリング!
日本に帰国した時には、市役所とか回って、家族のファミリーヒストリーを知ってみたい!
父や母、おじさんおばさんの人生をもっと聞いておきたい!
家族や親戚と旅行行きたい!
マチュピチュやイースター島だって行きたい!
あとは、レンタルでいいからテスラに乗って、自動運転で、アイダホのミニドカにある日系収容所にも行ってみたい!
あーやりたいことたくさん!
今すぐにできそうなことから、時間がかかりそうなことまで。
やりたいことをリストにして、やりましょうよ。
だって、命はいつ途絶えるか分からないのですから。
まとめ
小学校の時に一所懸命毎月のお小遣い300円を貯金していた自分に言ってあげたいです。
そのお金使って、やりたいことやりな。
買いたいもの買ってみな、と。
学生の時にアルバイトしたお金を貯金していた自分にも伝えたい。
その冬休みに稼いだ5万円で、買いたいものを買ってみなって。
やりたいことやりな、って。
だから、20年後の自分は、今の40の自分に言っていると思うんですよね。
買いたいものを買ってみな、と。
やりたいことをやっておけ、と。
もしかして、お金使ってよかった!って思うかもしれないし、使わなければよかった!って思うかもしれない。
でも、そうしたら、それは貴重な経験になりますから。
さらに!私の場合はブログネタになりますから。
皆さんの場合も、話のネタ、家族の思い出になるでしょうから。
人生をたくさんのネタや思い出であふれさせましょう。
おまけ
記事の中で言っていた死亡推定してくれるサイトはこちら ↓