先日、園長サンタとして園児たちの前で任務を全うして参りました。
ポートランド、シアトル、バンクーバーWAにて巣鴨アドバンススクール(学習塾)とビーバートンにて巣鴨キッズ(幼稚園)を運営しています、みとのやです。
園長サンタ:昨年の反省点
そうです、私が園長サンタです。
だっふんだ。
志村けんさんって偉大だったんだな、って大人になってから気づきました。
今回のサンタ案件。
もちろん依頼は現場の先生たちから入りまして。
園長、この日のこの時間にサンタ登場お願いします!と。
喜んで!
というわけで、今年は、前回の反省を活かして、サンタさんになりたいと思います。
前回の反省としてあげられるのは2点。
まずは声。そして、ベルト。
反省①:声が高かった
前回、やけに高い声になってしまいました。
そう、まるでミッキーのような声です。
ホウホウホウ、ぼくミッキー!と高い声しか出なかったので。
今回は頑張って低い声を目指しました。
ただ、声が低ければ低いほど、声が大きく出せないのです。
なので、練習しました。
低い声で発声練習。
私は、運転中に何回もサンタさんの声の練習をしていました。
「ホウホウホウ♪サンタさんだよ!」
「ホウホウホウ♪サンタさんだよ!」
「ホウホウホウ♪サンタさんだよ!」
いやぁ、この声じゃないな。
これかな、あれかな。
これはいかんでしょ!と自分で自分の声を笑いながら、と車中、独りで呟いていました。
私の隣に車を停めた人は、謎に思っていたことでしょう。
なんだこいつ、一人で喋って笑っていやがる、と。
声は練習して、低くても大丈夫そう。
よし、これでミッキーにならずに済むぞ、私は達成感でいっぱいでした。
反省②:お腹を下したサンタさん
そして、2点目の反省点。
それはお腹を下したサンタさんになってしまったこと。
前回、ベルトを忘れてしまいまして。
お腹が出ているサンタさんになろうと、毛布をサンタコスの下に仕込んだのですが、ベルトがなかったんですね。
そのために、私は常に左手でお腹を抑えるハメに。
わかりますかね。
左手が常にお腹を抑えているのです。
私は「お腹が出ているサンタ」ではなく、「お腹を下したサンタ」になってしまったのです。
そのため、今回はベルトを用意。
これでお腹を終始抑えておく必要がなくなりました。
心が透き通った園児たちから「サンタさん、お腹痛いの?」と言われる心配はなくなりました。
サンタさん登場
そして、時は2022年。
去年のサンタさんからもう1年が経つのか、とサンタさんは舞台裏にてこの1年をボーッと振り返っていました。
去年のサンタさんは、まさか今年引っ越しをするなんて思ってもいませんでした。
それもあんなに大変な引っ越しになるとは。。。
そんな1年間を振り返って、ふと我にかえります。
鏡には、白い髭と髪の毛、サンタコスを着た私自身が映っていました。
そして気づいたのです。
このままではガリガリなサンタさんとして登場してしまう!と。
サンタさんと言えばふっくらしたイメージは外せません。
ガリガリなサンタさんではダメなのです。
フカフカしてこそ、園児たちが想像するサンタさんではないでしょうか。
私は慌てて、策を練りました。
ボーっとしていてはダメだ。
やるからには全力でサンタさんになるのだ、と。
というわけで、フカフカのダウンジャケットをサンタコスの下に着込みました。
フカフカのダウンジャケット、それはそれは暖かいジャケットです。
そんなダウンジャケットをサンタコスの下に着込みました。
そうしたら、どういうわけか。。。
鏡には、とてもマッチョなサンタさんが写っていました。
それこそ首まわりから、肩まわりまで。
これではフカフカなサンタさんではなく、ムキムキなサンタです。
うーん、これじゃないんだよな。。。。。
プロレスラーじゃ無いんだしね。。。
また毛布でも仕込むか。
それか枕でも仕込むか。。。
とやっていたら、園の先生がドアをノックする音が聞こえました。
あっという間にサンタ登場の時間です。
私はよくやってしまうのです。
時間の読みが甘すぎる問題。
もう仕方ありません。
賽は投げられた。
ムキムキなサンタとして園児たちの前に姿を現しました。
もう肩がムキムキです。
筋肉注射でも打ったんですか、というくらいムキムキです。
「ホウホウホウ!サンタさんだよ!」
そして、なんだか、練習した時とはこれまた違う声になってしまいました。
練習の時にはイケてるボイス、イケボなサンタさんだったはずなのですが。
本番では、なんでしょう。。。
例えていうと、クレヨンしんちゃんのボーちゃんでしょうか。
あの鼻水を垂らしているボーちゃんです。
「ホウホウホウ!サンタさんだよ!」(ボーちゃん)
ちがう!ちがうんだ!
私の声はこんな声じゃない!
そう思いつつも、今更、声の設定を変えるわけにもいきません。
ふと見ると、園児たちは口を開けて固まっています。
そりゃそうです。
ムキムキなサンタが出てきたと思ったら、ボーちゃんの声で「ホウホウホウ」と言っているのですから。
ボーちゃんなのか、ムキムキなのか、どっちかにしてくれと心で思っていたかもしれません。
空いた口が閉まらない園児たちにプレゼントを渡していきます。
すると「サンタさんありがとう!」と園児が言ってくれました。
園児たちの透き通ったその心。
サンタさんは、胸がキュンキュンしていました。
「みんな、またね!」(ボーちゃん)
園長サンタさんは、あっという間に舞台裏に消えたのでした。
まとめ
あっという間に園長サンタは2022年もその役目を終えました。
やはり今年もあっという間に終わりました。
まるで夢を見ていたかのような。
ムキムキで、ボーちゃん声のサンタさん。
来年こそ!
来年こそ、もう少しふっくらした、イケてるボイス、イケボなサンタさんを目指したいと思います。
メリークリスマス♪
昨年の園長サンタの記事です ↓